バースデーダイブ
今シーズンのカオラックは怖いくらい絶好調。
ここ数年、タイではSARSや鳥インフルエンザ、津波、クーデター、空港閉鎖デモなどなど・・・、毎年何かしらのトラブルが起こり、その度に大変な思いをしながら乗り越えて来た。
でも、今シーズンは本当に何もかもがスムーズで、海のコンディションも絶好調。うちのショップでも今シーズンから始めたダイブクルーズが好評で、デイトリップと両立させつつアンダマン海を潜り倒しているところだ。
タオ島のショップも今年はなかなか良いペースでジンベエが出現している。運勢に波があるのならば、今まで耐え忍んできた分だけ今は調子が良いのかもね。
なんて調子に乗っているとしっぺ返しが来そうなので、今年のテーマは『謙虚ダイバー』ってことにしておこうか。とにかく、この調子でカオラックのシーズンを乗り切り、タオ島のシーズンを迎えたいものだ。
さて、この原稿を書いている本日、2月28日は僕の誕生日。ということで、理解あるスタッフたちが仕事を担当してくれたおかげで、この原稿のために思う存分カメラダイブに専念できたのだった。
っていうか、原稿提出が締め切りギリギリですいません・・・
バースデーダイビングは本当に素晴らしかった。今年の海からの誕生日プレゼントはトラフザメだった。コ・タチャイというポイントにはもともとトラフザメがよくいるが、1ダイブで6匹も見るのは初めての経験だし、雌雄のじゃれ合いもなかなかの迫力だった。
しかも、のっけから凄い数のロウニンアジ&カスミアジの群れに巻かれ、ギンガメアジの壁のような群れに遭遇し、そこに何度もトラフザメが突っ込んで来て、夢中でシャッターを切っていたのだった。
さあ、カオラックのシーズンも残すところあと1ヶ月半。
いよいよラストスパートだ!
大村 健
(おおむら・たけし)
1973年、京都生まれ
ガイド会所属
18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。
現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。
東南アジア・タイ エリア情報
タイ・タオ島/カオラック
Big Blue Diving
www.bigbluediving.jp
take40mura.blog17.fc2.com
タオ島店
14/126 Moo 1, Koh Tao , Koh Phangan
Suratthani 84360, Thailand
Phone : 66-77-456 179
カオラック店
57/7 Moo 7, Khuk Khak Takua Pa,
Phang-Nga 82190, Thailand
Phone : 66-76-486 773
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- 2020.11:コロナ禍の潜り方
- 2020.10:前を向いて進もう
- 2020.8:タイ、タオ島の今
- 2019.10:花魁の舞
- 2019.9:自然光
- 2019.6:圧倒的な魚影の濃さ
- 2019.3:いろんなバリエーション
- 2019.2:いろんな楽しみ方
- 2018.11:賑やかな水中と静かなビーチと
- 2018.8:新しいオモチャ
- 2018.6:スペシャルな1年
- 2018.4:シーズンの変わり目
- 2017.11:華やかな海中世界
- 2017.10:引きの美学 その2
- 2017.6:引きの美学
- 2017.4:自然光
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- 2016.11:閲覧注意!?『う◯こ』のお話
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- 2016.9:ええ感じになってきました
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