原色の夏
皆さんこんにちは、いよいよ待ちに待った夏がやって来ました。海も日に日に良くなり只今絶好調です。暑い夏の日差しには赤・青・黄などの原色がよく似合います。海の中もこれから色鮮やかな魚達が現われてきて、一気に華やかさが増すことでしょう。
そして待ちに待ったと言えば、先月末に開幕し現在各競技で熱い闘いが繰り広げられているロンドン五輪ですね〜。そこで今月はオリンピック旗の5つのリングの色<青・黄・黒・緑・赤>の、彩りが鮮やかな魚や生物の写真を並べてみました。
青:ルリハタ
伊豆で青い魚というとすぐに思い浮かぶのは、浅いところに沢山居て体験ダイビングやシュノーケリングでも見られるソラスズメダイですが、その輝くような青よりもちょっと渋めで、どことなく大人の雰囲気を感じさせてくれるのがこのルリハタの青です。
黄:コガネスズメダイ
黄色の魚は黄色ベースも含め幾つか思い当たりますが、その中でも一番鮮やかで他の色が入らないという点でやっぱりこの魚ですかね〜。特に幼魚時代の目の覚めるような黄色は「こんなに目立っちゃっていいの?」と思うぐらい海の中で本当によく映えます。
黒:イロカエルアンコウ
名前にクロが付くのはクロアナゴやクロサギやクロウシノシタなど数多くいますが、正直なところいずれも実際には“真っ黒”とは言いがたいものがありますので、何処からどう見ても文句無しの黒、イロカエルアンコウの黒バージョンに登場して貰いました。
緑:ニホンアワサンゴ
“緑”は魚ではパッと思い浮かびません。よくよく考えれば無いこともないのですが、やはり海藻の緑藻類とか藻類と共生する造礁サンゴ類などどちらかと言うと植物系のイメージですね。という訳で年末年始に特集した造礁サンゴの中からコレを選びました。
赤:ヤセエビス
小さいお子さんに魚の絵を描かせたら、多分クレヨンか色鉛筆で赤く塗るでしょう。カニも赤くするかもしれません。海の生き物で“赤”はとても多いのです。その中で選んだのはこの魚、「燃えるような赤」という表現はこんな色のことをいうのでしょうか。
横田 雅臣
1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身
ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。
伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA
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