幸せの予感
白い鳥 = 幸せ、平和
そんなイメージを持つようになったのは、テレビなどで白いハトが平和の象徴として目に触れることが多く、子供の頃から刷り込まれているからでしょうか?
黒いカラスも個人的には可愛いと思っているのですが、やはり白い鳥の方が心を和ませてくれます。そして、いつの頃からか「サギを見かけた日には良いころがある!」と思うようになりました。なんでだか、理由らしきものは思い当たりません。
八丈に来て以来、このサギを、ほぼ毎年見ることができるようになりました。
今年も今月から毎日のように見かけています。今年は多いようで、レグルスのすぐ近く、底土海岸そばの広い空地にも数羽が飛来しています。おかげで毎日「今日も良いことあるかも♪」と思え、とても助かっています。5月下旬は天気と海況の良い日が続き、アオリイカの産卵がブレイクしたり、アイスズメダイの幼魚が初めて見られたり、クレナイイトヒキベラやピンテールフェアリーラスの求愛が見られたりするのは、みんなサギのおかげじゃないかしらと思っているくらいです。
一口にサギと言っても、最近よく見かけているのは2種類です。ダイサギとアマサギ。
先日天気の良い日に、このサギが多く見られそうな公園の近くの水田に出かけました。八丈島は地下水が豊富で伊豆諸島唯一の水田地帯があった島でした。今は、この小さな水田で、小学生たちが体験農業などを行っています。
ダイサギは身体が大きく、あまり警戒心がないようです。
車で近づくと、なかなかどいてくれず、ぎりぎりになってからようやく飛び立ちます。何羽かが同じ場所に定着しているのですが、互いに寄り添うことなく、単独でエサを探しています。
一方、アマサギは身体が小さく、警戒心が強いので、なかなかうまく撮れません…。
そして、身体の色が、名前通り飴色のものと、真っ白なものが見られます。飴色の方が大きいのですが、どうも真っ白な方に世話をしてもらっているようです。身体は大きいけど幼鳥なのかしら? と思って見ていました。
帰って調べてみると、色の違いは、季節の違いだそうです。飴色なのが夏羽、白色が冬羽。ということは、今白く見えているアマサギも、そのうち飴色になるのでしょう。
夏の間、このサギが八丈で元気に繁殖してくれている間、私はハッピーな気分で過ごせそうです。
たくさん来てくれた今年は、特に良い夏になりそう! 毎日が楽しみです。
水谷 知世
昭和40年代生まれ
兵庫県出身
一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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