季節来遊漁も見納めの季節
こんにちは。葉山のダイビングショップNANA・佐藤輝です。
もう12月。今年ももうすぐ終わりですね。1年が経つのは本当に早く、今年も目標を果たせないことも多々ありましたが1月にダンゴウオの抱卵・ハッチアウトを観察できたり、初めて参加させていただいたダイビングのイベントがあったり楽しい時間や目標を果たせたこともあり、なによりも安全に潜れて、お客様やスタッフと良い時間を共有できたことが一番の喜びでした。
あと1か月、今年も最後まで気を引き締めていきたいと思います。
海のほうは例年同様、季節の変わり目は西寄りや南寄りの風が強く吹く日が多く、葉山はクローズの日も多くなってしまっています。
最初の写真は今月の浅場の海藻です(11月24日撮影)。
度重なる台風などで海藻も抜けてしまい、いつもよりも少し淋しい景色になっていますがカジメの間からホンダワラが伸び始めてきました。今年も浅瀬を中心に海藻の森を楽しんでもらえればと思っています。
葉山がクローズの日は以前から、ここでも紹介させてもらっている三浦に遠征し同じ相模湾の海での違いを楽しみながら潜っています。葉山も相模湾も今は季節来遊漁を楽しむ最後の時期に入っています。
湾の奥に位置する葉山よりも相模湾の先端にある三浦のポイントのほうが明らかに季節来遊漁は多く今年もクマドリカエルアンコウやニシキフウライウオといった人気者が観察できました。
とはいっても葉山も頑張っています。葉山では背景がきれいなサザナミヤッコの赤ちゃんやアカハチハゼ、コガネスズメダイなどが観察できています。
あと1か月もしないうちに季節来遊漁は姿を消し、水中はいよいよ完全に冬の海になっていきます。ダンゴウオが現れウミウシが増えて海藻の森が形成されて透明度が上がる冬の海も是非、見ていただければと思います。
今月は秋の海から冬の海へと姿を変えつつある葉山と三浦の海の情報を、お届けしました。
佐藤 輝
1976年1月19日生まれ
ガイド会所属
大学卒業後、都内のホテルに就職し営業マンとして働いていたときに、どうしてもダイビングの仕事がしたくなりサイパンに修業に行く。
サイパンでダイビングの魅力にどっぷりはまり生まれ故郷である葉山で独立することを決意。2005年にダイビングショップNANAを設立し現在に至る。
サラリーマンを辞めて10年!故郷の葉山で子供の頃の心を思い出しつつ葉山の海にどっぷりはまっています。
都心から近い海にも沢山の生物が暮らし凄いパワーを持っていることを自分自身が驚き、楽しみながら伝えられたら良いなと思っています。
三浦半島・葉山
ダイビングショップNANA
〒240-0112
神奈川県三浦郡葉山町堀内647
Tel:046-854-4770
Fax:046-854-4771
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