春の産卵
最近、ちょっとひと工夫した写真が多く見られるようになりました。
以前は、個性的な写真作りにはマニュアルモード撮影が必須で、絞りを開けるとか、シャッタースピードを遅くするとか、レンズを変えるとか、それなりにカメラの知識も必要でした。
しかしそれでも飽き足らず、さらに人と違う作品作りのために、スヌート、宙玉、その他いろいろなツールも使われるようになりました。いずれも陸撮で使われていたツールですが、水中に持ち込むことによって、見たことのない水中写真が見られるようになりました。
しかし、そういった新たな水中撮影が流行っていく一方で、イマイチ、ムービーが盛り上がってきていない気がするのは私だけ? 撮るのが難しいのか? あとの編集が難しいのか? コンデジのムービーも画質が良くなったし、一眼だってムービーが撮れるようになったし、ライトだって安くなったのに。
そんな偉そうなこと言ってる私も、撮っているのは今までと同じようなものばかりで、「おおっ! これは斬新」と思ってもらえるようなものは撮れていません。
マクロ好きにとって春と言えば、八丈ではウミウシが湧き、アマミスズメダイが春の訪れを知らせ…となるのですが、実はヘビギンポたちの産卵の季節。あまり注目されていませんが、いろんなドラマが展開されているのです。
水深2m程度なので、自然光で撮っています。
これから5月いっぱいまで、いろんなヘビギンポの産卵が見られるはず。
コツコツ撮ってみようと思います。
水谷 知世
昭和40年代生まれ
兵庫県出身
一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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