いまさらTG-4
昨年の夏、TG-3からTG-4に乗り換えました。
しかし、その時既に繁忙期。TG-3とTG-4の違いを感じる暇もなく、もっぱら体験ダイビングの写真ばかり撮っていました。
それが、ただでさえも暇な今日この頃。春一番、二番、今日は三番が吹き荒れて、朝から飛行機は全便欠航。船は昨夜の時点で欠航。海も陸も大荒れです。
そこで、ちょっと遊んでみました。
TG-3とTG-4の違いは、オリンパスのサイトにわかりやすく紹介されています。
この中で、私が一番「!」と思っているのは、顕微鏡モードの撮影可能距離が広がったこと。TG-3は1㎝〜10㎝だったのが、TG-4では1㎝〜30㎝になったのです。このおかげで、ものすごく撮りやすくなりました。
以前の顕微鏡モードは、ものすごく近寄って撮ることができたけど、逆に言うと、ものすごく近寄らないと撮れないモードだったのです。ちょっとでも離れるとピントが合わなくなっていました。
ところがTG-4は、ちょっと離れても撮れるようになったのです。
例えば、ウミウシのフィギュア。
こんなに近寄ってもピントが合います。でも、こんなに近寄ったら、ストロボの光が被写体に当たりません。
この状態で撮った写真は、こんな風になってしまいます。
そこで、リングライト風の拡散版を付けたり、外部ストロボを付けたり、あるいは諦めてライトで照らしながらノンストロボで撮ったり。いろいろと苦労をしていらっしゃる方を大勢見かけました。
それが、少しくらい離れてもピントが合うということになると、こんな状態で撮ることができるようになります。
離れれば、ストロボの光が被写体に当たるようになるのです。
いやいや、離れてしまったら撮りたかった雰囲気と違うなあと思えば、ここでズームをかければ良いでしょう。
この状態で、いろんなアートフィルターを使って遊んでみました。
フォトショップでリサイズしただけで、色の補正やトリミングなど、一切編集していません。
比較しやすそうなものを選んでご紹介すると、こんな感じ。
さて、これを水中で、本物のウミウシを被写体にして撮り比べたらどうなるでしょうか?
それは来月の「つぶやき」でご紹介します。
まずは、早く海が凪ぎてくれないと〜(祈)
水谷 知世
昭和40年代生まれ
兵庫県出身
一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
バックナンバー
- 2017.12:島の祭り
- 2017.10:天空の道
- 2017.9:花火の写真
- 2017.8:光るキノコの風景
- 2017.7:水無月のお出かけ
- 2017.6:星空ランキング
- 2017.5:八丈島の夜
- 2017.4:続・いまさらTG-4
- 2017.3:いまさらTG-4
- 2017.2:2度目の写真展
- 2017.1:山男の仕事
- 2016.12:降るのは雨の八丈島
- 2016.11:モノクロ八丈
- 2016.10:ハイビスカス
- 2016.9:スマホで花火
- 2016.8:お願いポケモン
- 2016.7:スマホでワイド
- 2016.6:スマホでマクロ
- 2016.5:夜遊び
- 2016.4:ブダイの旅
- 2016.3:次はベラとブダイ
- 2016.2:いまどきの水族館
- 2016.1:新年は「みんなの写真展」
- 2015.12:八丈富士の山男
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から