初モアルボアル その2
先月ご紹介したモアルボアル圧巻のイワシ玉。
時にはそこへニタリが突っ込み、エキサイティングな捕食シーンが見られるのだそうです。
しかし、そんなラッキーなハプニングがそうそうあるわけでもなく、いくらイワシ玉がすごいと言っても毎ダイブそれだけでは飽きてしまいます。
ところが、ほんの数分移動しただけで、ガラリと変わるポイントを楽しめるのがモアルボアルの良いところ。ドロップオフあり、砂地あり、泥地あり、サンゴ礁あり。見られるサカナもポイントごとに変わります。
今回はプライベートで、特に目的もなく…という感じだったので、気が付くとスズメダイとハゼばかり。
ドロップオフではフィリピン定番のタルボットやローランドを撮り、サンゴ礫の多い所ではいつも撮ってしまうモルッカダムゼルをパチリ。
そして、こちらも定番のはずなのですが、時期や地域によっては少ないところもあるせいで、数年ぶりに見ることができたバーチークダムゼル。
ガイドのけんたさんが、それはもう、海の中を泳ぎ回って見つけ、遠くから呼びに来てくれた貴重な1匹です。
本当はもっと小さいサイズが好きなのですが、コンデジの私にはむしろちょうど良いサイズでした。
そして、枝サンゴの間で群れるスプリンガーズダムゼル。
モアルボアルにはいたるところに枝サンゴがあるのに、スプリンガーズが見られたのは数か所でした。何かきっと、お住まいに対して好き嫌いがあるんでしょうね。
ハゼの方は、初めて見て嬉しかったのがこちら。ムーンスポッテッドゴビー。
最初、オトメハゼの幼魚か?と思いつつ撮っていたのですが、水色の縁取りがとても綺麗なのです。
モアルボアルだけでなく、フィリピンではポピュラーなのかも知れませんが、モアルボアルではたくさん見られました。
検索するといっぱい画像が出てくるのですが、手元の図鑑にはどれにも載っていないので存在そのものを知らなかったハゼです。
それに比べて地味ですが、やっぱり初めてだった水玉さん。
名前は素敵なホシゾラハゼです。これもけんたさんが教えてくれた1匹。
今回のフィリピンは、実は陸上もかなり楽しめました。
何も観光とかしていないのですが、ダイビングする日もランチとディナーは食べ歩き。どこへ行っても安くて美味しくて、外国なのに懐かしい思いに浸れてしまう、のんびりとした片田舎の小さな町。
遊びに来ているのは、ほとんどがヨーロッパ系。
きっとみんな何週間も滞在して、バイクでツーリングに出かけたり、気が向いたらダイビングしたり、うだうだとビールを飲み続けたり。
いつか私も、帰る日を決めずに遊びに行きたいなあ。
水谷 知世
昭和40年代生まれ
兵庫県出身
一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
バックナンバー
- 2017.12:ご挨拶の季節
- 2017.11:頑張れ!マイホーム
- 2017.10:秋の黒潮
- 2017.9:夏のカメ狂騒曲
- 2017.8:生き残る輩
- 2017.7:花吹雪
- 2017.6:一眼レフでワイド
- 2017.5:いまさら一眼レフ
- 2017.4:春の行方
- 2017.3:初モアルボアル その2
- 2017.2:初モアルボアル
- 2017.1:願い事
- 2016.12:夜のエビをコンデジで
- 2016.11:カメの甲羅
- 2016.10:ひまわり、たんぽぽ、すずめだい
- 2016.9:台風後のチョウチョたち
- 2016.8:水たまりの中で
- 2016.7:遅すぎたショータイム
- 2016.6:ベラ街道を行く
- 2016.5:バカンスは久米島で
- 2016.4:せかされた産卵ショウ(床)の準備
- 2016.3:3度目のパラオ
- 2016.2:その後のクジラ
- 2016.1:年末ジャンボの当たりはクジラ!
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から