パラオに眠る…
こんにちは。晴天続きのPALAUよりカッキーです☆
パラオの『一般的な』ダイビングは、6月下旬辺りを境に閑散期に突入します。外洋に行って魚の群れを楽しむ!!ドカンッと大物狙い!!は難しい季節となってきます。
ではではどうするの??楽しくないの??
いえいえ、違う潜り方があるじゃないですか。
以前にWRECKの魅力について触れたことがありますが、最近少しずつリクエストが増えているように感じます。
元々歴史や戦時中の事を知ることが好きな方はもちろん、ダイビング雑誌やインターネットで調べて興味を持つ方もいるようです。
数多くのWRECKや零戦が眠るPALAUの湾内。湾内は、朝早くて満潮に近い時間帯が比較的透明度が高めなのでオススメです。
この機体は、アイチ製E13A零式三座水上偵察機(略称:零式水偵)です。
コードネームがJakeなので、ポイント名もジェイクシープレインと付けられています。いわゆる『ゼロ戦』(零式艦上戦闘機)とは違い、操縦手・航法員・電信員の3人が乗り長距離偵察任務にあたりました。
写真の機体は、プロペラが3枚とも真っすぐな状態を保っているので、おそらくエンジンが停止した状態で沈んだと思われます。機体の後ろ半分はすぐ近くに沈んでいて、尾翼部分が珊瑚に覆われているものの、いまだに原形をとどめています。
また、機体にはほぼ付着物がなく、エンジン部分は中を覗き見ることもできます。他の場所にも同型の機体が沈んでいますが、この機体ほど保存状態の良い物はありません。
水深は12m程で、透明度が良いと水面からでも機体が確認でき、流れもなく穏やかなので安心してゆっくり潜れます。
WRECKに潜るようになってから、船体・機体の歴史や、PALAUの街の移り変わりに興味が湧くようになりました。
ここだけでは語り尽くせない話を皆さんにお伝えできるよう、もっともっと勉強していきたいと思います。
垣内 貴志
福岡県出身
大学で海洋環境の勉強をして調査ダイバーになるものの、30歳の時に楽しそうなファンダイブのガイドに転身。
2年間西表島でガイドの基礎を教わり、パラオがどんな所かも知らずに研修に来てハマってしまい、DayDreamに移籍。現在ガイド4年目。今年はクルーズ船『龍馬』のガイドスタッフ。
あまりの顔のデカさ故、女性と一緒に写真を撮ると喜ばれるのがウリ。バラクーダとコブシメが大好きで、ベストな場所から見る事に夢中になり易い♪ 体液の75%はアルコールなので、アフターダイブも喜んでお付き合いします!!
ミクロネシア・パラオ
DayDream Cruise
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