悪い霊の正体
10月31日ハロウィン、この記事が出る前日は、渋谷で仮装する若者たちが集まり大騒ぎとなっているでしょう。
そもそもそのハロウィンってどんなお祭りなのかな? さっそく検索して調べてみました。
紀元前の古代ケルト民族のお祭り、先祖の霊が戻ってくる日、丁度日本のお盆のようなものだったらしいです。しかし先祖の霊ばかりではなく悪い霊も戻って来るので仮装して身を守り、魔よけのカブをくり抜いた灯篭のようなものが飾られました。
その後このお祭りはアメリカに伝わりカブからカボチャの灯篭となり、子供たちが仮装して各家庭を回りお菓子をもらうようになったようです。
ただ日本では仮装して集まる部分だけが特化し、ご存知の渋谷での大仮装大会のような大騒ぎのお祭りとなったようです。
元々のハロウィンは、仮装して悪い霊から身を守るのですが、私には渋谷に集まる若者たちは仮装して悪い霊を呼び寄せているようにも思えるのです。
えっ、渋谷での悪い霊って何?と思いますよね。 まぁそれは皆さんのご想像にお任せしましょう。
さてそんなハロウィンですが、海の中にもいました。仮装する生き物が・・・。
オオカイカムリのチビちゅんです。成体は20cm近くに達する大型のカニですが、この子は3cmくらいで、大きなカイメンをかぶって身を隠していました。
多分日本での生態写真はお初なんじゃないかなってくらい貴重な写真だとは思うのですが、ついついハロウィンを思い出し遊んじゃいました。
ハロウィンぽいと思いませんか。
どうやら彼は、その貴重さと容姿によって、悪い霊から身を守ることはできず、私(悪い霊)を呼び寄せてしまったようです。
加藤 昌一
横浜出身、獅子座
昭和30年代生まれ、気分は昭和50年代
1992年にレグルスダイビングを設立する。フィッシュウオッチングの草分け的存在。
飽くことなく潜り続け、水中生物は分け隔てなく撮り集めているため、膨大なフォト・ストックを有する。
ガイド業も第一線で活躍しているが、写真家としても注目され、「エビ・カニガイドブック」「ウミウシ 生きている海の妖精」「スズメダイ」「海水魚」を出版する他、さまざまな水中写真を図鑑や雑誌に多数提供している。
水中生物だけではなく、陸の生き物も大好き。特に爬虫類が大好き。
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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