ガイドのつぶやき - 沖縄・久米島からThe Diving Junky Magazine

帰ってきていました!

気温15度の極寒な日もあれば、25度の夏日もある、天候の機嫌がころころと忙しい久米島より、ダイブエスティバンの中島悠希です!

去年の夏は、台風がしっかり来て、水温が30度まで上がらなかったので、サンゴの白化もほとんどなく安心していたのですが、なぜか冬になっても水温が下がらず、年が明けても24度もありました…。

こうなると心配だったのが、毎年冬に回遊してくるザトウクジラの来島。

水温が高いと、なかなか南下してくれないため、毎年好評をいただいている、ホエールウォッチング&スイムが開催できるのか心配していました。

開催前日まで、ついに姿を確認することないまま、1月26日にスタートしたESTIVANT Whale Watching & Swim Tour!

ふたを開けてみると…。

ザトウクジラ

帰ってきていました! 今年もクジラたちが久米島に!!

例年以上に不安が大きかったので、その姿を見れたときの感動もまた一段と大きかったです!

お帰り〜〜〜〜!

今年もまた、クジラたちと過ごす2か月が始まりました。

ザトウクジラのテールスラップ

クジラは、感情がとてもよくわかる生物で、凪の日はまったりゆっくり過ごすし、波が高い日は飛んだり跳ねたり大暴れ!

同じ一日の中でも、のんび〜りする時間もあれば、喧嘩をするときもあったり、2か月見ていても同じことは全くと行っていいほどないので、一期一会の出会いになります。

ホエールウォッチングって言うと、船上からクジラがいるのを見て楽しむイメージがありますが、ESTIVANTで目指しているのはクジラたちの生態観察です。

もちろん、クジラたちと会えただけでもすごいことだし、それだけでとても感動します。

でも、あと一歩踏み込んでみてもらいたい!

船上から眺めているだけでは気づかないけど、よくよく観察していると、喧嘩をして血が出ていたり、背びれが曲がっていたりすることもあります。

子クジラが母クジラにしっかり守られていることも、ちゃんと観察していると分かります。

同じ個体でも、船が近づくたびに距離感が変わっていくこともあります。

水中で見るザトウクジラ

ESTIVANTでは、そういうひとつひとつを、丁寧に、乗船してくれたお客様に伝えられるように日々鍛錬しています。

見てもらって、知ってもらって、心で触れ合ってもらって、より多くの感動を伝えたい。

ザトウクジラと目が合う

ひかえ目に言っても、クジラ達との出逢いは、嫌な事をスパっと忘れさせてくれるぐらいのパワーがあります!

ある日お客様が、「細かい事でねちねち言ってくる上司がいるんだけど、これ見に来たらいいのに!でっかい心に入れ替わるはず!」って言ってました。(笑)

そういう上司の方もつれて、ぜひお越しください!

もちろん、普段からLOVE & PEACEな皆様もお待ちしています。^^

ESTIVANT YOU-GOでホエールウォッチング

中島
中島 悠希(なかしま・ゆき)

兵庫県出身

幼い頃からなぜか強く海に魅かれ、大学では水産学部に入り、マグロ漁をしたり漁礁を沈めたり、海三昧の毎日。

「一番海に近い仕事」がしたくてダイビング業界へ。

『すべてはこの一本のために』というエスティバン精神のもと、エスティバンの紅一点としてのびのびガイドさせていただいています!

沖縄・久米島
DIVE ESTIVANT

〒901-3108
沖縄県島尻郡久米島町比嘉160-69
Tel:098-985-7150
Fax:098-985-7151

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