豪華!3本立て
・・・と書けば聞こえはいいのですが、要はテーマを絞れきれないので小分けにしてみましたというのが正直なところです、という訳で皆さんこんにちは。今月はウミウシ・季節来遊系・地味ものの3つのテーマで3種類ずつ御紹介します。
《ウミウシ》—激レアとは呼ばないまでも、比較的出逢う機会が少ない3種。
キイロウミウシ 9月4日 伊豆海洋公園
この色合いを見るとある物を思い出しちゃうのですが、言わずにおきましょう。
ヒメコモンウミウシ 9月5日 伊豆海洋公園
コモンウミウシとの違いは微妙。観察機会はこちらの方が圧倒的に少ないです。
シロタエイロウミウシの交接 9月19日 伊豆海洋公園
ただでさえ珍しい種類の交接シーンは貴重! どうやって惹き合うのでしょうか?
《季節来遊系》—他にも色々出てますが、割とよく撮れたものを選びました。
ハタタテハゼ 9月7日 伊豆海洋公園
今年は海洋公園や富戸でよく出ています。この個体は偶然の出逢いでラッキー!
チョウハン 9月13日 伊豆海洋公園
数ある季節来遊系のチョウチョウウオ類の中でも個人的に特に好きな種類です。
ミカヅキツバメウオ 9月14日 黄金崎ビーチ
まるでブーメランのようです。ツバメ・ナンヨウに比べるとレア度が高いです。
《地味もの》—生物豊富で色々目移りする時季だからこそ、敢えてのテーマ。
イトヒキヌメリ 9月23日 富戸ヨコバマ
ヤマドリやニシキテグリといった人気者も含まれるネズッポ科に属しているのですが、砂地に生息するタイプは総じて不人気で、ガイドネタになるのはヨメゴチぐらいでしょうか。これまで個人的にはまともに観察した記憶のない種ですが、胸鰭や顔周辺に入るブルーの美しさは一見の価値あり。皆様是非御注目を・・。
オグロエソ 9月25日 伊豆海洋公園
エソの仲間は雌雄と思われる2匹が並んでいるところをよく見かけますが、3匹一緒というのは記憶にありません。いったいどうゆう関係なのか気になります。
ツリフネキヌヅツミガイ 9月27日 伊豆海洋公園
これは決して地味ではないと思うのですが、貝類全般が注目度の低いグループなので・・・。40年近く前から存在は知っていましたが、実は初めて見ました。
横田 雅臣
1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身
ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。
伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA
〒413-0231
静岡県伊東市富戸912-29
Tel:0557-51-7878
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