西伊豆の海岸線
台風準備で早めに田子に。
まずは、先週メインだった7世号を港の真ん中辺りにあるケーソンに繋いだロープに、どっちからの風にも対応できるよう、船の前だけ繋いで係留。
普段周りに係留してある小さな漁船は、宮の浦の船揚げ場にあげられて、港はガラガラ。
で、郵便局前に係留してあった2世号を戻す前に給油するため仁科の港に。
台風14号はまだ九州ぐらいなので田子の海は穏やか。湾内は透明度も良くて瀬浜の海底が見えてます。
瀬浜と尊ノ島の間の防波堤を抜けて外海に。振り返ると、10年前の台風15号の土砂崩れであらわになった尊ノ島の海側の茶色い岩肌が見ます。
国道からも海岸線は見ますが、海側からの風景は船でしか見られません。
反対側、三ノ浦に続く岩肌は白っぽい。
その白っぽい岩肌が浮島に続く海岸線で、穴だらけの三ノ浦、北向きから南向きに変わると岩肌の色が変わります。
西伊豆の広い地域の土台は、太古の海底火山噴火で作られ、地層深くからマグマが上昇するたびにその通り道、岩脈が作られます。浮島に見られる奇岩は無数の岩脈で構成された火山の根だとか。
浮島海岸の先、トンボロ現象で有名な堂ヶ島、ホテルが並んでる海岸線。高島の手前に見えるブイは海中温泉があるポイント、サク根かな。
仁科漁港の手前、露天風呂のある沢田公園は、海底火山の噴火にともなう水底土石流や、海底に流れ出した水中破砕溶岩の地層が丸見え。
隣の枯野公園は、土石流の重みで直下の火山灰の地層が液状化した「火炎構造」や、マグマと海水が触れ合うことで砕けながら海底を流れた「水冷破砕溶岩」の地層も見られます。
この辺の解説は、伊豆半島ジオパークのサイト、西伊豆のコーナーをご覧ください。
仁科漁港に入って、給油機前に係留。給油口までホースを引っ張って、レバーを引くとホースが重くなってすごい勢いで軽油が流れてきます。
20L入りの予備タンク8個にも給油して、船にも100L以上入りました。
給油が終わると給油量だけが印刷されたレシートが出てきて、価格は後で。
りょう
1959年生まれ
東京都世田谷区出身
40を過ぎてから、いきなりダイビングに目覚めて2*年…。今は西伊豆・田子のシーエッグ ダイバーズで非常勤スタッフやってます。
普段は物流の仕事で大型に乗ってます。通勤もほぼプリウス、運動不足かも…。
伊豆半島・田子
シーエッグ ダイバーズ
〒410-3515
静岡県賀茂郡西伊豆町田子2385-1
Tel:090-6130-1276
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