夏季限定・五島根OPEN
桜の季節もあっという間に過ぎ、山は青々と生命力を感じる緑の色付きが始まりましたね。
5月といえば、伊豆半島の海はまだ若干水の冷たさを感じる季節ですが、今年は異例に早く当たった台風1号の影響で、各地に黒潮の影響が出ていて水温が少し高いです。
まあまだ快適にウエットスーツで!と言える水温ではありませんが、ドライのインナーを減らしたり、6.5mmスーツやセミドライといったスーツに衣替えが昨年より早くなるのかな?という感じです。
さて、伊東の5月は待ちに待った夏季限定ポイント「五島根」のオープンです。
何度か記事にも書かせていただきましたが、五島根は伊豆半島では最大級と言っても過言ではないソフトコーラルの群生が見られる場所で、5月16日〜9月15日までの4ヶ月間潜ることが可能なポイント。
数年前まで実はそんなに注目されていなかったこのポイントも、今やソフトコーラル目当ての方からの予約が一気に増え、伊東の中でも「白根」に負けない人気ポイントとなってます。
相模湾を回る沖合の潮の影響と、伊東の山中から流れ出る山の恵みがぶつかる場所にポイントがあり、足の踏み場・・・いや、手を着く場所さえ見つからないほどのソフトコーラル。
3つの大きな根があり、その根それぞれに群生する種類や景色が違うので、潮流や潮汐などのデータを駆使し、どこが今現時点で最も咲いているのか予測を立て狙って潜るポイント。
各根の紹介を拙い文章でするよりも、写真でも見て頂いた方がわかりやすいと思うので続きは写真で!
五島根北
大きな根と大小様々なクレパスが特徴的なポイントで、ソウシカエルアンコウの生息地としても知られているポイント。
五島根南
メインの根、飛び根、離れ根と3つの根で形成されるポイントで、メインと飛び根の間にある丘の様になっている場所には、背の低いトサカ類やこの場所だけ特殊に育ったナンヨウイボヤギの群生が最大の特徴。
五島根中
北と南の間にあるU字型の根があり、五島根の中で最も平均水深が浅く、南北両方の根にもアクセスできるので、予測に迷ったら選択することが多いポイント。
安定した水深なので、じっくりワイドにマクロに集中できる。
ブイ下の壁面を埋め尽くすトサカ類は満開になると、紅葉で染まる山を想像させるほどの景色。
メインの根から離れると、ここのエイリア特有の景色があるのも見所。
簡単な紹介ではありましたが、先ずは実際に目で見てもらいたいポイント。
伊豆半島にもこんなにもカラフルなポイントがあったんだ!って思ってもらえること間違いなしです。
1度と言わず4ヶ月間でも景色が様変わりしていきますので、何でも潜ってもらいたいポイントです。
4ヶ月間、可能な限り満開に近い状態をお見せできる様に、全集中でご案内させていただきますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております♪
川坂 秀和
1977年8月5日生まれ
大阪府出身
ガイド会所属
20歳より初めて水中世界に触れ、そのまま一気にインストラクターへ。
ダイビングショップ、器材量販店、現地ガイドと経験し、2011年に惚れ込んだ東伊豆・伊東の海を案内すべく、伊東市宇佐美にDiveFamilyYellowをオープンしました。
伊豆半島・伊東
DiveFamilyYellow
〒414-0001
静岡県伊東市宇佐美1660-6
Tel&Fax:0557-48-8688
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