サンゴの白化
今年、4月末に行ったきり2か月行ってなかった田子、7月になって毎週通ってます。
金曜日に日野から移動、7月前半はずっと天気が悪く、道中はずっと雨。
船原峠を抜けて土肥に出る頃には止んで、雨上がりの海岸線から雲の下に対岸がはっきり。山肌に雲が浮かんでます。
少し南の方は、雲と海の間がオレンジ色に。
土曜日、曇り空の下、季節限定ポイントの田子島に行くと、改修工事の灯台がLEDの仮設に変わってました。
海の中はというと、外海でも浅場の透明度が悪くて群れの迫力はイマイチ、水温が17〜19度の深場中心に。
そんな中、田子島や陸のフト根ではヒゲダイを、水温が低いせいか、間近で見られました。
温暖化の影響か、幼魚じゃないサイズのハタタテダイやオニハタタテダイも。
日中のスコールで、大きな川はない田子も排水溝から海に大量の雨水が…。
で、午後からは湾内のポイントに。
ここ数年で増えてきたテーブル状のサンゴ、あちこちで白化してます。
サンゴの白化は、海水温の上昇が原因と思われていますが、それ以外にも急激な低水温や紫外線、低塩分などの環境的な外的ストレスでも共生している褐虫藻が逃げ出しちゃうらしい…。
今シーズン前、冬に久しぶりに水温が低くなって、季節来遊魚は減ったけど、それがサンゴの白化に繋がったわけではなく、4月末には元気なサンゴを見ました。
田子の湾内に群生してるエダサンゴは、10年ぐらい前に大雨で流れ込んだ泥を被って光合成が出来ずに白化してしまった。
今年、湾内は特に浅場の透明度が悪く、そのせいで褐虫藻が光合成できてないのかも…。
月末になって、外海の田子島、小平床に潜りました。浅場の水温はちょっと上がって27度、下はまだ18度のところも。
で、浅場のサンゴは、酷いことになっていて、半分以上が白化してます。
その真っ白になったサンゴの上に佇んでるメガネゴンベやホシゴンベが悲しげ。
りょう
1959年生まれ
東京都世田谷区出身
40を過ぎてから、いきなりダイビングに目覚めて2*年…。今は西伊豆・田子のシーエッグ ダイバーズで非常勤スタッフやってます。
普段は物流の仕事で大型に乗ってます。通勤もほぼプリウス、運動不足かも…。
伊豆半島・田子
シーエッグ ダイバーズ
〒410-3515
静岡県賀茂郡西伊豆町田子2385-1
Tel:090-6130-1276
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