その後
9月の半ば、季節限定ポイントの田子島もそろそろクローズになる頃、灯台を近くで見ると、鉄柱みたいな仮灯台が、8月の半ば頃に足場があったのが外されて、しっかりしたモノに建て替わってます。
新しい灯台はスマートで足下にドアがあるだけ。
ちなみに古い灯台は足下に小屋みたいなのがあって、4月末に見た時には船着場が整備され、島に重機が運ばれて鉄柱の仮灯台が建てられました。
7月にはその古い灯台はなく、北側の法面の保護工事中。
で、海は9月になってやっと水温が上がり、田子島ではキビナゴの大群、アオウミガメにも度々遭遇。
中層を漂ってるのをたくさん見かけるビゼンクラゲ。
ネットで検索すると「スナイロクラゲ」となってるページもありますが、wikiによると過去には別種とされていましたが、今はビゼンクラゲのシノニム(異名)だと。
あと、ヒゼンクラゲという、同じビゼンクラゲ科ビゼンクラゲ属のクラゲもいて、備前(ビゼン)は、岡山県の瀬戸内海。肥前(ヒゼン)は、佐賀県と長崎県にまたがる有明海。
見分け方を解説したページを色々みると、傘の表面がツルツルなのがビゼンで、ヒゼンは大小2種類のツブツブの斑点があると。あと、傘の下の足、口腕付属器の長いのがビゼン、短いのがヒゼン。
同じく地名が付いてるエチゼンクラゲと3種類とも食用クラゲで、その中でもビゼンクラゲは中華食材では高級品。
田子島や小平床の浅場の白化したサンゴのその後は、茶色くなって、一見すると復活したようにも見えますが、藻や貝などが付いて汚れているだけ。
死んだサンゴには、ポリプを食べるチョウチョウウオたちは寄り付かず、ミツボシクロスズメダイがいるだけ…。
元気なサンゴには、南から流れてきたフタスジリュウキュウスズメダイやヤリカタギ、ナンヨウハギが隠れています。
そして台風が続けて通った後、タテジマキンチャクダイの幼魚やハタタテハゼなど、一気に季節来遊魚が増えました。
潜航ロープの途中にあるブイにコガネシマアジも。
りょう
1959年生まれ
東京都世田谷区出身
40を過ぎてから、いきなりダイビングに目覚めて2*年…。今は西伊豆・田子のシーエッグ ダイバーズで非常勤スタッフやってます。
普段は物流の仕事で大型に乗ってます。通勤もほぼプリウス、運動不足かも…。
伊豆半島・田子
シーエッグ ダイバーズ
〒410-3515
静岡県賀茂郡西伊豆町田子2385-1
Tel:090-6130-1276
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