編集後記The Diving Junky Magazine

新江ノ島水族館

今年も海外旅行は無理、ということで恒例の水族館巡り、初めて新江ノ島水族館に行ってきました。

世田谷に住んでたサーファーだった20歳のころ、茅ヶ崎、大磯、鎌倉と湘南にはかなり通いましたが、橋を渡って江の島に行ったことも、片瀬海岸にあった江の島水族館に行ったこともありませんでした…。

新江ノ島水族館がオープンした2004年ごろには、横浜から伊豆に通うダイバーで、R134号線や西湘バイパスはよく利用しましたが、藤沢から東側には行ったことがありません。

新江ノ島水族館の外観

鶏インフルエンザ対策で、階段手前のマットで靴底を消毒、相模湾ゾーンに。

相模湾ゾーン手前の階段

館内の水槽では最大規模となる、高さ9m、水深6.5m、容量1,000t、厚さ41cmのアクリルガラスを使用している相模湾大水槽を2階から見学。

この水槽は、できる限り自然のままの環境に近づけるように、2つの造波装置で絶えず波を発生させてる。

リアリティにこだわり、相模湾に生息する生物だけ、100種20,000匹が暮らしてるとか。

11:00のクリスタルカーテン 泡時計

12時のイベント、「見てみよう!さかなたちのごはん」に合わせて1階の相模湾大水槽前に。

幼稚園児に囲まれながら、待っているとアナウンスと共にマイワシのエサやりが始まりました。餌はコペポーダ(プランクトン)や配合飼料。

1階の相模湾大水槽前

約8,000匹の群れが崩れ、餌を食べるマイワシ、アジも一生懸命に餌を食べてます。

群れが崩れた時、同じ水槽にいる肉食の魚たちに襲われる可能性があって、実際マイワシの数は減るそうで、時々追加してるとか。

ちなみにイワシの群れを展示したのは、新江ノ島水族館が最初で、リニューアル後の目玉として、サメなどの大型の魚類ではなく、イワシの群れを展示している。

「見てみよう!さかなたちのごはん」の動画

シラスの生態を展示する水槽は世界で初の試み、2014年4月から始まったシラスの常設展示。

シラスはマイワシ、カタクチイワシの稚魚の総称で、シラス展示はカタクチイワシの稚魚です。昨年、10世代目の繁殖に成功している。

シラスとして展示できるのは、30日間ぐらい。それを過ぎるとウロコが出てきて、顔つきも変わってしまい、70日ぐらいで成魚になってしまう。

そのため、40日というサイクルで、展示できるシラスを用意している。

孵化から1週間〜10日の間というのが、一番弱く、病気に罹りやすい時期。アミルウーディニウムという寄生虫が寄生しないよう、水槽の消毒の時期や海水の塩分の調整、閉館後も照明を消さず、消灯のショックで驚いて水槽に激突しないよう、気を使っている。

あと、シラスやクラゲ、フウセンウオの餌になっているワムシという動物プランクトンも水族館で繁殖している。

シラス(カタクチイワシの稚魚)

1973年、クラゲの常設展示に成功したのも世界初。現在は約14種類のクラゲを展示している。

クラゲファンタジーホール
パシフィックシーネットル
クリサオラ・プロカミア
タコクラゲ

13:30のショー「Wave ~きみの波になりたい~」を見にイルカショースタジアムに行くと、水のかかる前2列にはカッパを着た幼稚園児がたくさん。

イルカショースタジアム

かなりの水しぶきで、無防備に最前列に座ってた人はびしょ濡れ…。

イルカショー「Wave ~きみの波になりたい~」の動画

最後に「しんかい2000」を見学。

しんかい2000
しんかい2000のコックピット(実物大)
しんかい2000の母船、海洋調査船 なつしまの模型

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りょう
りょう

1959年生まれ
東京都世田谷区出身

40を過ぎてから、いきなりダイビングに目覚めて2*年…。今は西伊豆・田子のシーエッグ ダイバーズで非常勤スタッフやってます。

普段は物流の仕事で大型に乗ってます。通勤もほぼプリウス、運動不足かも…。

伊豆半島・田子
シーエッグ ダイバーズ

〒410-3515
静岡県賀茂郡西伊豆町田子2385-1
Tel:090-6130-1276

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