アヤニシキ祭り
こんにちは、ダイビングショップNANAの橋本です。
今日は、現在賑わっているアヤニシキのお話です。
数年前、突如現れた海藻、アヤニシキ。
串本・古座など、葉山より暖かい海で目にしていた海藻。
それが、葉山や三浦の海で観察されるようになり、生息域がどんどん広がり、数も増えてきました。
2年前くらい前には、いよいよそのアヤニシキに数種類のウミウシが居着いてくれるようにもなってきました。
暖かい海に生息していた海藻なので、以前の葉山からは考えられない変化だとは思うのですが、大人気の被写体になっています。
ライトで撮影することによってシックな雰囲気を出し、しかもアヤニシキ本来の紫色が忠実に表現されます。
また、ふんわりと柔らかい可愛らしい色で満たされるお写真にもできちゃいます♪
アヤニシキの胞子と同じサイズのアメフラシくん。
小さいのですが、ちゃんと目があるのがわかりますね。
1~2mmしかない極小のベルグウミウシ。
点のようにアヤニシキの上に存在しているのに、マクロレンズで撮影すると、本当に可愛らしい姿をしているのがわかるんです。
ウミウシがいなくても、タイミングが合えば、胞子嚢からの産卵シーンに遭遇することもできます。
中心から出ている、赤い点々が卵です。
若者の目であれば卵が出ているのがわかるのですが、老眼…な私の目では、レンズを通さないと認識しずらいくらいに小さなサイズなんです。
ですが、この瞬間に立ち会えると、水中でアドレナリンが爆発してしまうくらいに興奮します。
こんな様々な出会いをもたらしてくれるアヤニシキ。
今後の展望が気になるところではありますが、もう少し楽しませてもらおうと思っています。
橋本 雅美
1977年11月2日生まれ
神奈川県 茅ヶ崎市出身
社会人の長期休暇の時に取得したダイビングの癒し効果や楽しさにどっぷりハマり、ダイビングガイドに転職。
一番好きな生物は「ウミウシ」ですが、幼魚などの可愛いお魚も大好きです。
はえものの世界に足を踏み入れるも、迷走中です。
三浦半島・葉山
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