デジタル談義 その14 | 豪海倶楽部 |
【こ】 | 図鑑製作も佳境、といった感じですか?・・・年内に出るんでしょうか(笑)? |
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【ゆ】 | でません・・・しくしく・・・ |
【こ】 | ありゃりゃ・・・全国のダイバー、ダイビングサービスが待っていますので、がんばってください。 さてさて、今月は「デジタル談義」的にいろいろと興味深いものが出てきたり、発表されていますのでそこから行きたいと思います。 |
【こ】 | ライトルーム 以前から紹介していたアドビの画像整理・現像ソフト「ライトルーム」(ベータ版)が、アップグレードしていよいよ日本語版が出てきました。「ウィンドウズ・マックとの境目がほとんどない」「フォトショップとの連携に(より)優れている」といったあたりで、ライバルのアップル「Aperture」にもアドバンテージがありますのでお勧めです。 今回のものはまだベータ版であり、来年の4/30までは無料で使えるようですので、一度試されてはいかがでしょうか(メーカーサイト)。 推奨システム構成としてはウィンドウズでは「XP、ペンティアム4以上、メモリー1GB以上」なんで、すごくハードルが高いわけではないですし。 正規版からは当然有料になりますが、「Photoshop Elementsより高く、Photoshopより安い」というコメントが出ていますし、「Aperture」の34000円という値段を考えると「高くもないが安くもない」というあたりで出てくるでしょう。 今回のバージョンから単なる「Lightroom」から「Photoshop Lightroom」という名前に変更されています。だからといって今のところこれがあればフォトショップはいらなくなる、とまではいきませんが、ネイチャー写真である水中写真の分野ではこれでほとんどカタがつくのではないでしょうか。 |
【ゆ】 | そうなんだ〜〜!! ためしてみます。 とりあえず、キャノンのDPPで整理していまして、ここを基本に考えて、買う価値があるか?ですから、やっとDPPの使いでがわかってきて、不満な部分もでてきた程度の僕ですから、ライトルームの評価などまだできないかもですが・・・ いずれにしても整理が大変ですので、いい整理ソフトならありがたいですね。デジは似たようなカット沢山あってもポジ以上に意味ないですから、極力捨てるので、そうしないと後でたいへんでしょう。 |
【こ】 | プロの場合、遣う可能性のあるカットと、そうではないカットがはっきりしていると思いますので、溜め込まないうちにばんばんと捨てると確かに後が楽でしょうね。自分なんかはなかなか捨てるのが忍びがたくて(笑)・・・「ハードディスクの肥やし」なのはわかってるんですけどね。 操作に関しては上記サイトにかなり詳しく出ています。アドビいわく「読み込みなどのスピードもかなり速くなった」とのことです。DPPはいろいろなところで「遅い」ですから。 このソフトの特徴はプロ用と言っているだけあって、「カット同士の比較」「調整前後の比較」などが、大画面モニターの使用を前提にすごくやりやすくなっていることかと思います。 なお今回アドビから結構大事なアナウンス「アップグレードポリシーの変更」が出ています。平たく言うと「新製品にアップグレードできるのは3代前のバージョンまで」ということで、フォトショップの場合ですと次のバージョンが出てもアップグレードできるのは「フォトショップ7」まで、ということになります。それよりまえのバージョンだと製品版を買え、ということですね。 おおよそですが製品版は10万、アップグレード版は2万5千円ですので大きいですよね。 あと「フォトショップ エレメンツ」が5.0にバージョンアップされています。今までのエレメンツで最大の短所だった「トーンカーブがない」というところが簡易ではありますが装備されています。 これに伴って「Photoshop Elements登録ユーザ向け期間限定特別アップグレードキャンペーン」というものをやっています(11/30まで)。 今までにエレメンツ(全てのバージョン)を使っていて、ユーザー登録していれば、ホンチャンのフォトショップが約半額で買えます。それでも安くはないですが、一考の価値はあるかと思います。 カメラやプリンターにバンドルされてきたエレメンツも対象になっているようですので、かなりの範囲の人にこの権利はあるかと思います。 |
【こ】 | AdobeRGB対応モニター 先月ちらっと触れました、安価なAdobeRGB対応モニターですが、かなり詳しく全容がわかってきました。 遮光フード(ナナオだと別売りで2万円程度)、以前紹介した簡易なキャリブレーター、エックスライト社「Huey」あたりが付属していて16万円程度と、今までのAdobeRGB対応モニターとは全く違った価格設定です(16万円程度)。 ただ安い分、「階調再現性や画面の均一性などの点では価格相応」と自ら言っているようですが(笑)。 液晶画面の場合、どうしても中心部と周辺で色味や輝度に違いが出てきます。また見る角度が深くなればなるほど見え方が違ってきます。画面が大きくなればなるほど、この両方の相乗効果で「均一性」を保つことが難しくなってきます。 |
【ゆ】 | ま〜アマチュアの人ならね〜〜でもアマチュアで、フォトショとあわせて値段かんがえると、高いよね〜、フィルム代をかんがえれば、、と思っても、そっちは当然って感じだろうし・・・ この値段だからという部分はあっても、RGBだと、ブルーがもっときれいにみえるのかな〜? 興味深深です。 |
【こ】 | 色域の広がりの中で一番顕著なのがいわゆる「エメラルドグリーン」あたりなんで、ワイド系の水中写真や海写真でかなり重要なところですよね。すでに家庭用プリンターで印刷はできる範囲だったので、これが実際に画面で見られる、実際に見ながらいじれる、ということは大きいかと思います。 まぁ、自分も雄輔さんも、モニターは高いのを買ったばかりなんで手が出ませんが(笑)。 |
【こ】 | コンパクトデジタルカメラ SIGMA DP1 ほぼAPS-Cサイズ(若干小さめ・・・焦点距離でいうとニコンの1.5倍、キヤノンの1.6倍に対して1.7倍)の撮影素子をねじこんだコンパクトカメラです(メーカーサイト)。 この撮影素子、もともとシグマのデジタル一眼に搭載されていましたが、1枚のセンサーでRGB全てをカバーするわけではなく、RGB各色それぞれにセンサーがある・・・ビデオでの3CCDのような構造になっています。つまり色かぶりにかなり強い可能性があります。 また従来のコンパクトデジカメのセンサーサイズですと、1画素あたりのサイズからダイナミックレンジが一眼とは比べ物にならないくらい狭かったり、撮影素子の小ささから絞り込めなかったりしましたが、このセンサーサイズですとそのあたりが解消されています。「コンパクトなのに一眼の画質」がほぼ得られるでしょう。 まだ詳細はわかりませんが、換算28mm/F4のレンズをどう受け止めるか、AFはおそらくはコンパクト機のようなコントラスト検知式(=遅い)、MFは事実上できない、といったあたりを考えても、これ、ハウジングをコンパクトにまとめれば、一時期のニコノスのような使い方=とりあえずサブに一台持って入り、絞り込んでスナップ〜ワイド寄りの絵を撮る、ということができるのではないでしょうか。陸上ですとリコーのGRの替りが務まるんではないかと・・・今の「GR-D」はしょせんコンパクトデジカメですから。 個人的には水中だと24mmがよかったかなぁ・・・。 |
【ゆ】 | その使いでを考えると、もっとワイドほしいね。しかし、次から次へと、出てくるから、ニコノス的なものもでるかもね。 僕は5Dに、17-40というワイドズーム使ってみようと、今かんがえてます。F4なので、暗すぎたら16-35にしますが。 |
【こ】 | ま、水中のことなど全く考えられていないですからね。陸上の場合、一歩下がれば何とかなる場合も多いですが、水中だとそれが大きな画質劣化につながっちゃいますし・・・。 17-40(F4)は、16-35(F2.8)よりずっと画質はいいとされているレンズですね。値段もずいぶんと安いですし。自分のワイドポートにも入る設計なんですが、いかんせんAPS-Cでは今使っている12-24(換算19ミリ強)でもほんのちょっと画角が足りないんで・・・。 |
【こ】 | イノンのハウジング、ストロボ 先月お伝えしたイノンのハウジング「X-2」(20D用)の突然の製造中止ですが、またまた突然、30D用とともに20D用の追加生産がアナウンスされました(10/16)。 ところが翌17日に「完売のお知らせ」・・・・。 まぁ「追々加生産」ということで、今後もオーダーを受けるらしいですけど。 今回のトピックは今までの「45度ファインダー」だけではなく、オーソドックスなタイプの「素通し」と「ピックアップ」の2種類のファインダーが選べるようになって、それぞれがユーザーの手で交換可能になっていることですね。 実は手元に20Dが遊んでいるので、「素通しファインダー+シンクロコード接点追加」の仕様で1つオーダーしました。まぁ、いつ納品されるかわからないですけど(笑)。 あと、イノンのアナウンスによると、D200、D80で内蔵ストロボのプレ発光方式に少し変化が見られるようです。ストロボをマニュアル発光させていれば問題ないですが。 |
【こ】 | にせもの 一流メーカーのコンパクトフラッシュの偽者が出回っているようです。ご注意を。 http://allabout.co.jp/computer/digitalcamera/closeup/CU20061001A/ |
【ゆ】 | まとめ ライトルームにアプチュアー、整理ソフトもでてきました。モニターだソフトだと、いろいろ忙しくてついてけないす・・・ ま〜みなさんは、落ち着いた頃に動き出してもいいわけですし、こんなんあるんだで、おぼえといてください。 僕はデジになってから、2回取材しまして、いろいろあそんでるぐらいの状況です。1回だけ、先月号のニュートンにデジデータの写真つかいました。ま〜小さいサイズで、問題もなくいきました。来月号には、本格的に色調整とプリンターのセッティングができた報告できるかな。ついでに、デジタルデータとしての露出の正解点も出てくる予定。 水中写真では、けっこう直しても、通用する場面おおいかな、特に主要被写体が中心の写真だと、明るさいじれる部分はありがたい。背景とのバランスは、かえるとダメになっちゃうからつらいけど・・・。 |
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