ゆうすけ的エッセイ | 豪海倶楽部 |
今月の物欲図鑑 ブリジストンの「マリポーサ ミニ」という自転車である。 ここ数年で3台目の自転車である。 1台目に買ったのは、スペシャライズドという、なかなかうるさいマウンテンバイクで、フロントのアブソーバー(ショック吸収装置)なんか、昔乗っていたモトクロッサー(不整地用のバイクのレース用)を彷彿とさせるデザインで超カッコイイと感動して中古だけど買ってしまった。若気のいたりじゃなくて、おやじの見栄? 当然うるさい自転車は高くて、定価うん十万円という奴だ。なんてったってオフロードで競争するような奴で、強さもいるけど軽さもいるので、この手のやつは、チタンだカーボンだなどの高価な素材をつかっている。カーボンフレームなんてのもある。太いタイヤはいても9Kgだからね。ちなみにおばちゃりは、15Kgとかある。 が乗ってみると、サドルは素人には堅くて痛いだとか、普通の空気いれでは空気が入れられないとか、ちゃんとそれ相応の整備がいるだとか、ま〜おじさんの街乗り用としては、向かないので売却。分相応が大事なのであった。 で、次にネットで7000いくらの折りたたみ自転車を買った。中国製のその自転車は、なかなかかっこはよろしかったが、乗ってみると人間工学などまったくないので、ひとこぎするごとに疲れが3倍溜まるのであった。まるで大リーグボール養成ギブスのごときものである。(漫画巨人の星で、飛雄馬が強烈なボールを投げることができるように体に装着した道具)1キロ走れば3キロ走ったことになる自転車はそれなりに価値があったが、我が家のように雨ざらしにしているとあっという間に錆びだらけになり、安物買いの銭失いの典型である。結局使い物にならなくなって捨てた。いけないよな・・・ で、3台目にねらったのが、GIANTという台湾有名メーカー。4〜5万くらいでけっこうかっこいいのがある。このくらいの値段ならすぐ錆びることもないだろうし、そんで車である自転車屋に行くと、こうるさいおやじがいて、GIANTは世界中に売ってるから値段の割には安いのだそうだ。台湾だし。でもやっぱりおばチャリとは違うんだよ。ちゃんと整備しなきゃってことだ。前にカゴつけんのなんて耐久性にダメだよ〜とか成る程で諦める。 いろいろ読んだりしてみると、おばチャリは整備しないを前提に丈夫く作ってあるのだそうで、(おそるべし)なめたもんでもないのであった。メーカーホームページにも実用車と出ている。 やっぱ実用車だよね。で、説明書に実用車と書いてあるブリジストンを買った。 しかしながら〜〜工夫好きの日本人。なんと油をささないでいいようにチェーンの代わりにカーボン入りのベルトドライブ、ギヤは錆びないようにケースの中に内装され、こぎだしが軽いように前のギアはオーバル型。シートはなんか工夫されててお尻にやさしい。ホント努力してんだな〜。 先日友人との飲み会で我が家から目黒まで1時間以上かかって行って来たが、電車でもこの位かかるし、途中でおもしろそうな店なんか寄れるし、けっこうらくちんであった。どうも電車は苦手だ。地下鉄だと風景が見えなくてつまんない。女の子ばかりみてたら、あやしいおやじで、つかまるかもしれないし。帰りの酒酔い運転でも捕まるかもだけど・・・ |
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