ダイバーの間ではいろいろな生き物がブームとなる。今は定着した感があるが、過去にはウミウシや甲殻類が一大ブームになった時期があった。ハゼに関しては何回もブーム(？)の波を乗り越え、考えてみると今や一般的に人気のある種類は皆ハゼの仲間だったりする。

水温が上り始めてから、屋久島では様々なスズメダイの幼魚が目立ってきた。ご存知の通り、スズメダイの仲間は幼魚時、色彩の綺麗なものが多く、表情もかわいい♪

これはブームになる素質を秘めている。。。！な〜んて勝手に思っていたのだが、なかなかその気配は感じられない。（笑）なぜだろう。。。？考えてみると、これまでブームとなった生き物の共通の特徴は綺麗である事に加え、「あまり動かない」事ではないだろうか？動かないから写真も撮りやすいし、じっくりと観察する事も容易だ。そうするとスズメダイの幼魚は一見失格っぽい。。。

ところが最近、ごくごく一部なのだが、完全にスズメダイ（特に幼魚）だけを追いかけたダイビングをしてる女性ゲストがちらほら。。。特に珍しい種類を追うわけではなく、ごくごく普通に生息している種類の幼魚なんかを見つけては一喜一憂している。中にはスズメダイ類の幼魚だけを被写体に日々撮影しているフォト派ゲストもいたりする。実はスズメダイの仲間は、動く魚の中では割と単調な動きの連続で撮りやすい。動く魚で意図的な作品づくりをするのはなかなか難しいが、スズメダイの仲間ならそれも可能かも。さて、スズメダイはブームとなるだろうか。。。？（笑）

そう言えば。。。最近ヤドカリが密かなブームのような気がしてならないのですが、気のせいでしょうか。。。？横田さん！（笑）