今月の一枚 豪海倶楽部  

昆布

みなさんが、よく食べる昆布です。誰でも食べたことはあるけど、見たことある人はたとえダイバーでもあんまりいないでしょうね〜。写真は北海道、知床半島の先端に船で行った時に撮影した昆布の1種ですが、この種類もいろいろあって、よくわからない。

利尻昆布とか、羅臼昆布とか有名な名前はどこで採れたかの地名で種名ではありません。北海道の地名はアイヌ語の関係もあって、聞き慣れない名前で、とってもおもしろい。異国情緒たっぷりですよね。

じっさい北海道はでかい!感じがする。アメリカとかと比較したら全然小さいのに、なんか自然のスケールが日本ばなれしてるな〜って感じです。

うちは仕事柄、いろいろな写真を頼まれる。昆布に関していうと、海底から林のように海面に向かって生えている昆布の写真のオーダーがよくある。困るんだよね〜そんなものないんですね。ホンダワラの仲間やジャイアントケルプという、米国の西海岸に生えている奴は、浮き袋がついていて、森や林のイメージなんだけど、昆布はどの種類も写真のような感じなんですね。勝手にイメージ作って、そんなものないよといっても信用してくんないんだから、やんなるよね〜昆布にまつわる話でした。


Yusuke
吉野 雄輔

水中写真家


吉野雄輔フォトオフィス:
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