6月半ば、第五回水中映像祭に参加するために来日（帰国とも言う）して来た。連日連夜“営業活動”と称しての宴会に次ぐ宴会という怒涛の10日間だった。そしてたっぷりと毎日栄養を取りに取りまくったオレは毎回の如く5〜7キロの増量に成功したのである！？おなかもホッペもまんまる＆パッツンパッツン！！

さて、オレが非常にナイーブ且つ繊細な神経の持ち主であるということは誰も信じて疑わない事実なのだが（！？）、意外と“感傷に浸らない”タイプでもあるのだ。つまり旅から帰って来たあと「たった10日間だったけど、リロアンも変わったような気がする・・・」とか「いや〜やっぱり家が一番だなぁ〜」とかという感情は持ち得ないのである。

ところがだっ！！先日リロアン周辺を何気な〜く潜っているとき、いつものように「コンビクト・フィッシュ（コンビクト・ブレニー）の幼魚たち」に出くわした。すると、どこからともなく「いや〜〜〜っ、リロアンに帰って来たんだなぁ〜〜〜っ！！！」と心底思ってしまった。それも声を出して・・・、水中にもかかわらず・・・。

氷のようにクールなオレの心をもほっとさせる、コンビクト君たちはそんな力を持っているのである。それとも、オレが年を取ったのか・・・。

ところで、こんなこと考えながら魚と付き合ってるのってオレだけ・・・？ということでまた来月。