いやはや、オレもあ〜だこ〜だしている間にフィリピン在住暦10年以上を重ねていたことにに気付いた。そうか、もう10年以上もこの国に住み、この国の人たちと付き合ってきたのか・・・と思うといやはや何とも・・・。

ところで、先日ゲストと話しているとき「フィリピン人とは？」と言う話題に始まり「フィリピンという国とは？」、「東南アジアにおけるフィリピンという国の立場とは？」的な話題へと発展した。スペイン・日本・アメリカなどなどに統治・占領されていた過去の歴史や、現在のフィリピン人が自国のことをどのように考えているのかなどの会話に花咲いた。

そして翌日、ボートの上で水面休息している間、ウチのボートマンに昨夜の話の一部を簡単に聞いてみた。

「君たちはマルコス政権時代と現政権と、どちらが良いと思う？」

マルコス独裁政権下では、許可証などの書類がないとフィリピン国内とはいえ自由に動くことすら出来ない時代だったらしい。ならば当然現政権の方が良い！と答えると思いきや・・・、その殆どの連中がマルコス政権時代のほうが良かったと答えたのだった。何故だろう？と不思議に思い、その理由を聞いてみると驚くべき答えが返って来た。

「だってあの頃の方が、魚が沢山獲れたから！！！」

おいおい、そりゃマルコスのお陰じゃねぇだろが・・・。そんな、愛すべき連中と過ごして早10年である。。。

こんなこと考えながら魚と付き合ってるのってオレだけ？

と言うことでまた来月。