期間限定 スペシャルトーク 豪海倶楽部  

エビ・カニインサイドストーリーから続く海の事色々! 第4回

皆さん、明けましておめでとうございます。昨年も僕にとっていろんなドラマがあった久米島でした。陸では写真集「球美の海」出版(嬉)、海ではザトウクジラの物凄いパフォーマンス中のカメラトラブル(泣)や超マクロレンズカメラを持ってる時のジンベエザメとの遭遇(号泣)、その他いろいろと例を挙げると切がなく何だか寂しくなってきそうですが(更に号泣)、もちろん楽しい事やエキサンティングな事も盛り沢山の久米島での一年でした。

中でも、僕にとって一番印象深いのは、やっぱり「川本剛志の椎間板ヘルニア闘病記」でしょう(どうしようもないくらい号泣)・・・・って、「違〜う、海の事書けー」って?・・・書きます書きます、あとでちょろちょろっと書きますって(笑)。

さて、話は戻りヘルニア紀行ですが、もともと、4番と5番の間の椎間板にヘルニアらしきものがあって、痛む時は気を付けるようにしてたのですが、今回のは左側の5番と骨盤の間の椎間板(5Sというやつ)をやってしまい、9月7日〜11月中旬頃まで、ほんとしんどかったです(泣)。どれくらいしんどいかと言うと、

・朝の寝起きに30分掛かる
・家ではコロの付いた椅子で移動
・10m以上歩くと踵まで痛くなって座り込んでしまう・・・・
・だから、夜中にトイレに行くのが怖い・・・(って、何のこっちゃ!?)

・・・っとまあ、大変だったのです。ゲストに「ひどかったけど、ダイビングしたら水圧の関係で出てたヘルニアが戻った」と聞けば、深いダイビングを繰り返し(ただの馬鹿?)、那覇のどこそこの病院が良いと聞けば、そこに行き、ダイビングの仕事をしてると言う事だけで整形の医師に「潜水病です」と断言され(違う〜!下記に説明あり)、あそこの先生はちょっと変わってるけど西洋医学にも東洋医学にも精通して良いと聞けば、そこに行き、歳を取ったブラックジャック風のかくしゃくたる先生に真顔で「ハァー!!」っと手をかざされ気を送り込まれたり、保険の利かない高額医療のレーザー手術がよいと聞けば名古屋まで行き、少し直ったはいいが、牽引治療で元の木阿弥となり、やっぱ、普通の手術かな〜っと悩み、「でも、たかだか痛みじゃん!」などと言ってやせ我慢で爽やかに忘れようとしていたその頃、「別府に変わった整体師がいるから」っと、来島した叔父さんから聞かされ、「いやいや、これまでの経験上絶対普通でいいんです!」などと抗いつつも、やんわり拉致られつつ、久しぶりに帰って来てしまっためんたいこの匂いただよう(?)博多の大地!!毎回、車で別府まで送り迎えしてもらい、恐縮しつつも、通う内に今までにはなかった収まりつつある痛みの変化に戸惑いながら、まさかまさかと思い疑いつつとうとう普通に歩けるようになりました。もちろん、急激に治療したので完璧ではなく、まだまだ左足には痺れや痛みはあるものの、以前と比べれば雲泥の差で、ほんと普通の生活が出来る事に感謝して毎日を過ごしてます。

民間療法は個人差がありその時々の状態で合う合わないがあると思いますが、もし、お悩みの方がいたら、紹介しますし、もっと良い所があれば紹介して下さ〜い!!

・・・・・・・・・・提供は川本健康相談所でした。

:もし、潜水病で(だいたい、潜水病と言うところが、高圧生理学のシロウト!減圧症って言えんのか、こらー!?・・・と、その時、僕の腹の虫が喚いてた)、僕のような症状がでるとしたら、浮上後、足腰立たないような余程酷い急性期があり、その後に起きたものなら理解出来るが、3日休みの台風明けの朝の器材のセッティング中に起こったものだから、まずそれはないでしょう・・・っと、思っております。この件は、とある高圧生理学の臨床にも詳しい医師も同意しております。

さて、別のお話です。スタッフの誠が実家の家業を継ぐ為にゴールデンウィーク明けに地元に戻ってからというもの、一昨年よりゲストのガイドをさせてもらう事も多くなり、「やっぱ、ガイドダイバーたる者、ガイドしなけりゃ〜!?」などとあたり前の事実に喜びを感じる事が多かった昨年でした。写真を撮りたい時に撮れない為に撮り損なった沢山のシーンはありますけど、ガイドしたゲストの喜ぶ様や悔しがる様を見るにつけ、その事を再確認した次第です。よくカメラを持ったゲストで、「久しぶりにカメラを待たずに入ったら、凄く新鮮にファンダイビングを楽しめました!」と言う方がいらっしゃいますが、気分はまさにそれに近いものでした。当たり前の事で恐縮ですが、「初心を忘れない」、本当に大事な事なんですね〜!!今年は、もっと足元を見つめて海と触れ合いたいと思います。では、皆さんも今年一年、素晴らしいダイビングライフで!!

後日談:12月中旬にいらした、ゲストの目黒身体均整院・分院の院長の平井先生にダイビングの合間に治療して頂いた。この平井達也先生、一見怪しいし、歳も若いが、通称「ラブリー平井」などと呼ばれ、その人柄の良さ(?)から、ダイビング仲間から愛されて(??)いるが、初回にガイドさせて頂いた時に、ヤギに付くピグミーシーホースをマクロレンズ使用の銀塩カメラで撮影した後、カメラハウジングの上に取り付けたビデオカメラでもじっくり撮影し、その後おもむろにBCのポケットから取り出したコンパクトデジタルカメラでも撮影して、別の意味で僕を驚かせたダイバーである。・・・・先生曰く、僕の症状はヘルニアではなく、消化器系からきているそうで、三日間の治療が進むうち、足の痺れや痛みが取れました。灯台下暗しで、初めから、平井先生に相談しておけば良かったと深く後悔した次第です。

追伸:海の事、書かなくてごめんなさい。写真のハマクマノミの可愛らしさで許して!!


川本
川本 剛志

1965年4月3日生まれ
福岡県出身

久米島でダイビングサービスを営むかたわら、ライフワークである、冬に訪れるザトウクジラや各種の魚類、サンゴ、ウミウシ、甲殻類の生態を写真に収め続けている。多数の図鑑雑誌に写真を提供し、エビ・カニガイドブック2-沖縄・久米島の海から-等の著作を持つ。

沖縄・久米島

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川本剛志写真集 球美の海
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川本氏へメールで申し込めば、代金先払い&送料着払いで送ってもらえるそうです。サインが欲しければこっちだね!(笑)
BY 編集部