ずいぶん前に、よくこんなアンケート調査をやっていました。

例えば渋谷のモアイ像前で
「彼女とのデートの待ち合わせ、あなたなら何分待てますか？」

調査結果は覚えてないけど、5分しか待てない人から3時間も待ってくれる人まで、さまざま。その調査結果を聞いて、「5分しか待ってくれないような男とは付き合うまい…」と思ったものです。

ちなみに、私はファーストフードの店で2時間くらい待たされた経験があります。座って飲んだり食べたりできたし、本を持っていたのであまり苦にならなかったのですが。

今では携帯電話が普及して、待ちぼうけを食わされる前に連絡が入るようになりました。5分くらい遅れると言われれば、そのまま待つし、30分以上遅れると言われれば先にレストランへ行って飲んでいても良いわけだし、連絡さえ取れればどうにでもなるのです。

最近では待ち時間のイライラを解消するために、病院でも携帯電話への呼び出しサービスを始めるところがあるようです。要は、「どれくらい待てば良いのかわかっている」、「待ち時間にどこで何をしていても良い」であれば、まあ多少長くても耐えられるかなってことですよね。

陸上では、どんどん改善されているのに、水中の状況は昔とちっとも変わりません。

さあ、ダイバーの皆さんにアンケートです。

「水深25m、撮りたい魚はその場所に1匹しかいません。あなたは『お先にどうぞ』とお友達に譲り、周りにいる他の魚を撮って遊んでいました。しかし、目当ての魚はすぐに窪みに隠れてしまってなかなか出てきてくれず、お友達は苦戦していました。さあ、あなたは何分待っていられるでしょうか！？！？」

私は…先日30分待ちました。

25mはそれ程深いとは思いませんが、30分もいると、さすがに減圧が心配になってきます。しかも、それは2本目のダイビングでした。「お友達」は、スタッフのわたる君。彼も彼なりに30分待たされていたのです。それくらい、全然出てきてくれない子でした。ようやく出てきて、撮れたのは数枚だけ。

私は一応1本目でも撮っていたので、2本目では彼に譲ったのですが、そのまま待ちきれずに撮らずじまい。

そんなに待たせてくれた、お嬢様はこちら。
秋限定のプリンセスです。

1本目で撮れてて良かった〜。

ヒレナガヤッコのちびちゃん。海のサファイアのように光り輝いています。