ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ | 豪海倶楽部 |
マニアックなスライドショー 6月9日から17日まで、羊蹄丸にて水中映像祭が開催されます。 私も「雄輔さんの紹介で〜」と言って、何とかスチール写真展の方に潜りこませて頂きました。もちろん、親方も出展しています。そしてもう一人のスタッフわたる君も「親方の推薦で〜」と言って、潜りこんでしまいました。つまり…レグルスダイビングのスタッフ全員で“参加させてもらっちゃいました〜♪”。最近いろんなイベントに全員で参加したがる、変なダイビングショップになっております。 6月16、17日は、スライド、ムービーショーなるものも開催され、そちらの方は親方が出演いたします。今のところ17日は上京もする予定です。 最初にスライドショーのお話を頂いた時に「どーしよ〜、なににしよ〜、写真いっぱいありすぎて選びきれないよ〜!」と申しおりました。ちょうど私が休暇に入り、別の離島でルンルン遊んでいる間に、一人で撮りためた写真をひっくり返して悩んでいたようです。初めのうちは、ヘルフリッチも入れたい、ピグミーも入れたい、ユウゼンも入れたい…と、ひたすら自信作を集めていました。 でも、そんな人気種の写真は、必ずどっかで誰かが似たようなのを撮っている。一通り見終わった後で、「すごい良い写真ばっかりだったね〜! すばらしい!! で、誰のだったの??」っていうんじゃ、面白くないじゃない。良い意味でも、悪い意味でもいいから「うわ〜っ、こんなの加藤さんじゃなきゃ撮らないよね〜。」って思ってもらえるようなスライドショーにしたら?? こんな無責任な茶々を入れたばっかりに、ものすごーくマニアックなスライドショーが出来上がりました。さあ、どれだけの方が話しについてこられるでしょうか!? 親方のスライドショーの宣伝なのに、自分の写真を出すのは変な感じがするのですが、ちょっとサワリだけ。八丈で見られるスズメダイの中には「○○スズメ」と呼ばれているけど実はその中に2〜3種が混ざってる、というのが2つあります。 その1つが、キホシスズメ。 大人はそっくりですが、子供は全然似ていません。浅い場所からある程度の水深まで、広くダイビングエリアに生息しているのは、こちらです。冬休みに遊びに行った西表でも、こっちのタイプがたくさん見られました。 もう1つのタイプは、どちらかと言うと深場タイプ。大人を見るとキホシスズメとしか言いようがないのに、子供は見間違えようがないくらい黄色が鮮やかで綺麗です。 このスズメダイたちの大人ってどんなだろうって思いません? もう1つがコガネスズメ。八丈島のダイビングエリアでよく目に付くのはこちらのタイプ。どころが八丈島以外の場所も含めて考えると、こちらの方がマイナーな存在みたい。どちらかに新しく名前が付くとしたら、こちらの方でしょうか。これこそ、コガネスズメだ!って思ってたんですけどねえ。 一方、八丈島では少し深い所でしか見られないため、あまり目にしないタイプが、沖縄やフィリピンでよく見られるメジャーな存在。この地域でコガネスズメを見慣れている方々からすれば、これこそコガネスズメでしょ、ということになるようです。 残念ながらコガネスズメの話までは、限られた時間のスライドショーには盛り込めなかったみたい。 このスズメダイたちの大人ってどんなだろうって思った人は… |
水谷 知世 昭和40年代生まれ 兵庫県出身 一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談) 伊豆諸島・八丈島 レグルスダイビング 〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根1364-1 Tel/Fax:04996-2-3539 http://www.edit.ne.jp/˜regulus |