潜るコピーライターのアンダーウオーターズポエム 豪海倶楽部  

砂浜の落書き

しずかに波のうちかえす
だれもいない夜の砂浜

「僕は何度か『キ』だったことがある」
ひと粒が言った
「それは僕が『ラ』だったとき?」
すこし離れたところでふた粒めが言うと
「僕は、、、『イ』だったのかもしれない」
どこかでもうひと粒が言った

「 だけど 指さきは好きさ…」
どの粒が言ったのか。
風が吹いたので聞こえなかった

「波が来る。消える?」
「波が来る。また消える」
「…また  波が来た。。」

しずかに波のうちかえす
だれもいないはずの夜の砂浜

「僕はいつも『ス』だった…」
さっきの波がもってきたひと粒が言った
皆はなんだかうれしい気持ちになって
また来た波にのってザンとあそびにいった


仲
JUN-P(仲 純子)

大阪在住ファンダイバー
職業:コピーライターとか

1994年サイパンでOWのライセンスを取得。

宝物はログブック。頁を開くたび、虹のような光線がでるくらいにキラキラがつまっています。

海に潜って感じたこと、海で出会った人達からもらった想いを、自分のなりの色や言葉で表現して、みんなにも伝えたいなぁ。。。と思っていました。そんな時、友人の紹介で雄輔さんと出会い、豪海倶楽部に参加させていただくことになりました。縁というのは不思議な綾で、ウニャウニャとやっぱりどこかで繋がっているんだなぁ・・って感動しています。どの頁がたった一枚欠けても、今の私じゃないし、まだもっと見えてない糸もあるかもしれない。いままでは、ログブックの中にしまっていたこと・・少しずつだけど、みなさんと共有してゆきたいです。そして新しい頁を、一緒につくってゆけたら嬉しいです。