八ック謎ナゾ生命体 | 豪海倶楽部 |
お絵描き願望 絵を描くのは、得意ですか? オープン・ウォーター講習時にログブックの記入の仕方について話をするのですが、その時に面白いのが余白ページの使い方です。私の方からは、「何を書いても良いのよ」と、いくつかの例を挙げるだけ。それでも、最後にインストラクターのサインをするために見せてもらうと、本当に十人十色。いろんなことを書いてくれています。 一番驚かされたのは小さな字でびっしりと書かれた反省文。全てのページが、自分で良かったと思う点、うまくできなかったこと、次回チャレンジしたいこと、などで埋め尽くされていました。 一番多いのは、見た生き物の名前やイラスト。夏休みで日本に来たというスイス人の女性の体験ダイビング、「こんな魚を見たんですけど、何ですか?」と簡単に描いてくれた絵が、当然本人は図鑑など見ないで描いているのですが、すぐに「あ、これは○○です」と答えられるほど特徴をつかんでいるのでビックリしました。しかも、体験の1ダイブで10種類以上覚えているのです。初めてダイビングをした後に、あんなにたくさんの魚を記憶していた人を、他には会ったことがありません。 「お絵描き」と言えば、もうそれだけで「お絵描きダイバー」というハンドルネームを持つ男性のことを思い浮かべる方も多いはず。一緒に潜ったことがなくても、イラストをご覧になったことがありませんか? ずいぶん前のことですが、ダイビング雑誌にも紹介されていたことがありました。 知らない方のために説明しておくと、会社にお勤めの普通のレジャー・ダイバーなんですが、1本1本のログに描かれたイラストが素晴らしいのです。色鉛筆を使用していらっしゃるのに、まるで水彩画のよう。見た魚や風景が、とても上手に組み合わされて、小さなスペースの中に凝縮されています。私も何度かガイドさせて頂いて、その時のログブックのカラーコピーを頂戴し、講習の教材に使わせて頂いております。 了解が頂けたので、ご自身がネット上で公開しているものの中から4枚、勝手にピックアップ&転載。 いいなあ、あたしも、こんな風に描きたーい! と、思って描いてみても、小さい子の落書きみたい…。 写真を撮ってるんだから良いじゃん、と思われるかも知れませんが、写真だと1枚で1ダイブの全てを表現することができないんですよ。イラストだと、印象に残った魚や風景を強調することもできるのに。 何とかならないのかしらっ!? そう思って始めたのが、これ。合成写真です。 邪道だと思われる方もいらっしゃるでしょうし、手間はかかりますが、結構楽しいです。 一般のフォトコン応募作などを見ると普通に合成写真が見受けらるのに、水中写真の世界では未開拓。レンズはいろいろなものが開発されているのに、撮った後の処理は、昔と変わらずトリミングとゴミ消し、色調整程度。記録を残すための撮影ならともかく、レジャーダイビングの一環と考えるなら、もっと自由に遊んでも良いのでは? 目下いろんなタッチの絵を試作中。何点かはブログにも載せています。 ところで、絵が上手な人が、私のすぐそばにもいましたっけ。 言わずと知れた、うちの親方。 この度、縁あって、親方の絵が晴海のトリトンスクェアのイベントで使用されることになりました。出展される18枚のうち、3枚が親方作。5m程の大きなサイズの下絵に、一般公募で集まった参加者の方々が花びらで彩ってくれるという趣向です。お披露目の前に、そのうちの1枚を、私が合成写真で作ってみました。 同じ絵を花びらに置き換えると、どうなるのでしょうか? もう始まっていますよ。お時間のある方、是非お出かけくださいませ。 第9回 晴海インフィオラータ2009 イン トリトン 開催日:10月31日(土)〜11月4日(水) 去年の様子を紹介したブログの中で、写真がたくさん載っているものにリンクをはっておきますね。ご参考まで。 |
水谷 知世 昭和40年代生まれ 兵庫県出身 一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談) 伊豆諸島・八丈島 レグルスダイビング 〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根1364-1 Tel/Fax:04996-2-3539 http://www.edit.ne.jp/˜regulus |