ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第六話

文章の最後に出てくるマークの解説(独断と偏見です)

マッド度:
☆砂泥☆☆泥☆☆☆泥泥☆☆☆☆シルト☆☆☆☆☆止めときましょう!
生 物 度:
(^-^)楽しめます(^-^)(^-^)かなり楽しめます(^-^)(^-^)(^-^)ハマリます
(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)狂います(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)人生棒にふります

お待たせしました。“世界のドロからコンニチワ”のコーナーがやってまいりました(笑)。世界と銘打っておきながら沖縄かよ〜!と思ったあなた!「オキナワ」は、世界に名立たるスーパーダイブサイトですぞ!アナどるなかれ。初めて、沖縄に訪れたのは忘れもしない1975年の返還されたての状態でした。EXPO 75 沖縄海洋博覧会が開催され、日本中のダイバー150名が、集結したのでした。当時はまだ右側通行で、$が¥より普通につかわれていました。しかも、1$が¥360って言うんですから、今からじゃ想像もできないような世界感です。空港に降り立った時に感じた、熱気に混じって漂ってくる、鼻の奥をくすぐる南の薫りは鮮烈で、今でも沖縄に着くと感じる。最近は、かなり微香になってきてしまいましたけどね?流行に合わせているのかな?(笑)つい、数年前までは、沖縄で三保のようなドロポイントに潜るなんて、考えもしなかった。けど、とある見たい魚の情報と現地の頼れるガイドさんのお陰で、入るハメになっちまいました。

その魚は、リボンゴビー・・・タンザクハゼと言う標準和名がついて、少し肩透かしをくらったような気がしましたが?そしてガイドとはブルートライの横井さんである。“海の産婆さん”なんて呼ばれていた事もありましたね〜?珍しいだけの生物を追い掛ける風潮に、終止符を打ち、生態観察を唱えた第一人者です。<(_ _)>

現在ここは、ポイントとして使用していないらしいですけどね?普段、潜り慣れているドロとは違い、白っぽいサンゴ質のドロなので、一見してキレイそうに見えるですが、着底した途端!ドヨ〜〜ン。初めから、逸れる事を前提として間隔を空けて潜らないと、妙な迷子になってしまいます。認識は出来ませんでしたが、3種類のリボンゴビーと巨大なニュウドウダテハゼが印象的でした。ニュウドウと一緒に居たテッポウエビは、まるでアメリカザリガニを思わせるような大きさでした。それだけ?と思うかも知れませんが、被写体に集中し過ぎていて、実は他のものまで、目が行き届きませんでした。

南の島の初マッドは、その後の僕のダイビング人生を大きく変え、三保でガイドをやり続ける自信に繋がったのではないでしょうか?エライ事に興味を覚えてしまったな〜?(苦笑)

☆☆☆ &(^-^)(^-^)(^-^)


鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保

ダイバーズ・プロ
アイアン

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Tel:0543-34-0988

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