ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第十一話 スラウェシ島のマッドポイント

マレーシアに続いて、インドネシアはスラウェシ島に行ってきました。

ここは、メナドのブナケンエリアが有名ですが、ここではあまり関係のない話しになってしまいます。ブナケンエリアの真逆に位置するダイブサイトは「ビトゥン」と言う港町が起点になるマッドポイント「フェーバー」は、クンクガンベイリゾートの目の前が今回の舞台になります。海から、リゾートを見て右手になるこのポイントは、まさに生物の坩堝!バリのシークレットベイやマッドベイを潜ったのにもかかわらず、それを凌駕する凄さを感じるんですから、おして知るべし! ここの実力は、1度だけでも味わう事ができるし、またそれだけでは到底計り知ることは出来ない。ネズッポ、ハゼ、イザリウオ、シーホース、センネンダイ、ウミウシ、エビ・カニ・・・。少し離れた場所には、プテラポゴンカウデルニー(英名:バンガイカージナルフィッシュ)までいるんです。

とは言え、このプテラは、もともと英名が示すとおり、バンガイ島にしか存在しないハズのお魚なので、ここにいることじたいが可笑しい!人為的行為による繁殖が、今のとこの見解だとDr.TOTO(林 先生)からお聞きました。さて、上記の被写体には、実は共通項があるのです。お気付きになってましたか? マクロ好きなフォト派にとって、堪えられない生物群!この共通項とは?

答え:あまり動かなくても撮影できる生物達!なのです(笑)。言い換えれば、完成度の高い写真を撮る事が、比較的容易にできる生物達なのである。(爆)もちろん、撮影がし易いのと、良い写真が撮れるのとは、全然観点が違うけど、少なからずフイルムに記録される確率の高い生物達がワラワラといるのは間違いない。マクロ派を自称するのなら、一度は行って欲しいポイントだな〜? マッド度は、少し低いですけど生物の被度は非常に高いところですね?

☆☆& (^-^)(^-^)(^-^)(^-^)


プテラアポゴンカウデルニー(バンガイカージナルフィッシュ)

センネンダイ

鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
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