ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

ゆうすけさんにまつわる話 〜第一話〜

2004年1月7日水曜日AM10:00〜このWebマガジンの総監督でもある写真家の吉野雄輔氏が初めて川奈に潜りに来られたアニバーサリーとなる。

それを記念して!?毎回お逢いするたびになんやかんやと刺激を受けそして勉強になるのでその一部始終?を三話くらいかけて暴露したいと思います(笑)。

幸運にもゆうすけさんの伊豆アトリエは、僕の住む川奈から車で10分くらいのところにあるため、伊豆にお越しの際にはお電話いただいたりしてお逢いする機会に恵まれています。

アトリエは、広々としたログハウスで中には暖炉があり、照明やテーブル・椅子などかなりこだわりを感じさせられます。

ひとことで言えば「ナイスセンスの素敵なおじさま」であります(笑)。

その反面、海ではというと、薄汚れたブルーのダウンジャケット・穿きこんだズボンに身を包みおまけに寝ながらセットしたようなヘアースタイルで(爆)決め込んでいます!ひとことで言ったら「アメリカンブルース」であります。

僕的には渋くてメッチャかっこよく思いました(笑)。

海では職人!冗談言って周りを和ませながらも撮影になるとキリッとかなりの迫力!!被写体に近づく時の気配の無さは天下一品!当たり前ですね〜。

水面移動中も流れ藻があるとその中に突進して、藻まみれになりながらも中からモモイロサルパを見つけ嬉しそうに見せびらかしていただいたり、水中でも移動中や何か見つけると、ブツブツブツブツと、とてもうるさいです。

でも、生物を見る目はとても優しく無邪気な人なんだな〜と川奈の水中生物共々感心してました。

そんなこんなで、面白すぎてキリがありませんので、ゆうすけさん談義はこの辺にしておきます。

その日同行されたガイドのつぶやきの出筆者でもあられる、エターナルフィールズの島津さんと3人で潜り終わった後コーヒー飲みながら雑談していた時の話です。

いろいろな海の話をしていました・・・・・

ゆうすけさん「〇〇も内湾で面白いぞ」
島津さん「THEタツノオトイゴもいるし」
やぎ「へぇ〜行って見たいな〜」
島「水深20mくらいにナヌカザメの卵があるって言うんで、喜んで撮りに行ったら、中身が無いんですよね〜」
ゆ「まったくだよな〜」
や「???IOPではナヌカの卵見れないんですか?」
島「見れるんですけど、50mと深いんだよね〜」
や「えぇ!!・・・・・・」そうなんです。

川奈のボートポイントには水深20m前後の浅いところにナヌカザメの卵けっこうあるんです。

海はどこでも面白いのですが、それぞれに特徴があり、単品撮影に限って考えると、なるべく条件のいいゲレンデで撮影するのがとても手っ取り早く安上がりな方法なんじゃないでしょうか?たとえば、僕の知る限りではアカタチ類撮るなら三保が撮りやすいとか。

川奈にも居るんですけどね、、

(注:トータル的なガイドやダイビングツアーの良し悪しとはまったく別の話ですので誤解の無いように。)

じゃーその情報をどこで仕入れるかってことですよね?それが、この豪海倶楽部じゃないでしょうか!?各地のスーパーガイドさんたちの、このコーナーの毎月の情報もですし、掲示板や直接メールしてもいいと思いますし。

せっかくのこの場をフル活用してみてはいかがですか?ペーペーの僕がメールしても、皆さん優しく接してくれるんですよ〜。

みんな海大好きないい人たちです。

最後に、1月〜2月はナヌカザメが頻繁に見られるようになります。

そんなナヌカザメさんが物申す!

「ガン飛ばしてんじゃーねーよー!俺を誰だと思ってやガルゥ〜!あんまり近づくと水飲んで膨らんでやるからな〜???」見た目ほど怖くないようです。

だってそれじゃーフグみたいじゃん!!(笑)


八木
八木 克憲

1970年3月生まれ
川奈在住

むか〜し昔のことじゃった。岐阜の山奥に一人の若者がおったとさ。小さい頃は山や川で朝から晩まで駆けずりまわりよった。その若者は、都会さあこがれ名古屋へ出稼ぎに行き公務員になったとさ。何不自由なく暮らしていた中、どこで頭を打ったのか?若気の至りというものか?公務員をきっぱり辞めダイビングの世界さ飛び込んじまった。サイパンに渡りMOCダイブセンターヒロの元、丁稚奉公をしたとさ。帰国後、縁あって川奈という海に出会い、腰を据え一生そこで潜り続けるのじゃそうだ。自然と戯れるのがそれはそれは楽しいのだそうじゃ。あ〜めでたしめでたし!

伊豆半島・川奈
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