ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

究極のフィッシュウォッチング

先月号にも書きましたが、10月の終わりに、沖縄から高野氏とパラオから秋野氏(以下:高野氏=はじめちゃん、、秋野氏=秋野っち)が、川奈に来てくれました。

某雑誌の企画もののロケも兼ねてですが、僕個人的には、自分のこだわりの海を持つ同年代のガイドが、川奈の海で何を感じるのか?にとても興味があり、それはマンネリ化した眼を養うためでもあり、今後の川奈でのガイドの向上のためでもあると考えて企画しました。

まあ、かっこつけて言っていますが、、僕がいろんな海に潜りに行けば手っ取り早いのですが、時間もないしお金もないしということで、だったらセレブな親友たちに来て観てもらえばいいじゃん!という、とても理にかなった作戦なのでありました。(笑)

前日東京で共通の仕事を終えた後、新橋で一杯飲み、新幹線で川奈に向かいました。もちろん秋野っちは新幹線内も飲みっぱなし・・・(笑)

熱海からは伊豆急線に乗り換えの待ち時間中、ローカル線がよほど珍しかったのか?電車をバックに記念写真撮影大会の始まり。

そんなこんなで夜な夜な川奈に到着。

明日からのロケに備え、はじめちゃんはカメラのセッティングをするも、秋野っちは・・ビールをプシュッと。

時間があるととにかく記念写真!

ショップのテラスで、記念写真撮ったりして滞在中、仕事というよりは伊豆旅行気分のお二人。(笑)

前フリが長くなりましたが、潜ってみて彼らが一番に口にしたのが
「ハナハゼでかいね!しかも寄れるね!!」

確かに、川奈の秋の名物でもあるハナハゼ玉!
大きいのがごちゃっと中層を優雅に泳いでいる光景はエレガント!

ふたり曰く
「あのサイズを喰う、外敵が居ないからなんだろうね。」
まさに、その通りなのであります。

「すごいね〜」とか、「何でやろ〜?」で終わらせるのではなく、自分のフィールドと見合わせて見解していくところは、さすが、ガイドさん!この企画の狙いどころでもありました。

その他も、いろいろ彼らの何気ない感想から沢山のことを学びました。今後のガイドに生かしていきたいと思っています。

はじめちゃん、秋野っち、ほんとにありがとう!&お疲れさんでした!!

というわけで、いつも観ている、いわば見飽きたかも知れない生物でも、いろんな角度から興味を持って観察していくと、今まで感じなかったとても楽しいフィッシュウォッチングが出来ることと思いますよ!


八木
八木 克憲

1970年3月生まれ
川奈在住

むか〜し昔のことじゃった。岐阜の山奥に一人の若者がおったとさ。小さい頃は山や川で朝から晩まで駆けずりまわりよった。その若者は、都会さあこがれ名古屋へ出稼ぎに行き公務員になったとさ。何不自由なく暮らしていた中、どこで頭を打ったのか?若気の至りというものか?公務員をきっぱり辞めダイビングの世界さ飛び込んじまった。サイパンに渡りMOCダイブセンターヒロの元、丁稚奉公をしたとさ。帰国後、縁あって川奈という海に出会い、腰を据え一生そこで潜り続けるのじゃそうだ。自然と戯れるのがそれはそれは楽しいのだそうじゃ。あ〜めでたしめでたし!

伊豆半島・川奈
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