皆さんこんにちは、日に日にポカポカして緑が眩しい季節になってきましたね。今シーズンまだ海に行ってないあなた、今すぐ押入れから器材を引っ張り出してちょっと虫干ししてからバッグに詰めて次の休日に備えましょう。5月1日に運悪く（？）このコラムを見ちゃった人、ジタバタせずに諦めてすぐに受話器を手に取るかメールを立ち上げましょう。もちろんダイビングの予約を入れる為です、今ならまだ連休後半間に合いますよ。

さて今月のお題のウバウオという魚ですが、皆さん聞いたことありますか〜？春先の丁度今ぐらいの時期に浅い所の岩の割れ目に入ってたり海藻の上に乗っかってたりする所謂ヘバリツキ系で、ダイバーの間で人気の高いカエルアンコウ・ダンゴウオ・スナビクニンなどと相通ずるものがあり、姿形は結構可愛いですし表情もあるのでもっと人気が出てもいいと思うんですが、いまひとつ認知度が低いような気がします。下の写真を見てファンが一人でも増えてくれることを願っています。ではこのウバウオの仲間の中で伊豆でよく見られる3種類を紹介しましょう。

ウバウオ：岩肌や岩の亀裂にもいますがこの時期にはアントクメという海藻の表面に付いているのをよく見かけます。お尻をクイっと曲げた時に出来るシワシワが何とも言えずステキです。

ミサキウバウオ：岩の亀裂にいることが多く、ウバウオのように海藻に乗ることはまずありません。口先がちょっと上を向いているのが特徴で結構大きく（全長6〜7センチ）なります。

アンコウウバウオ：大概浅場の転石を捲った下にいます。上の2種類より色合いが地味で体つきは上から潰したような平べったい格好をしてます。でも顔はこんなに可愛いんですよ。