ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

西伊豆さまさま

皆さんこんにちは。ダイビングのベスト・シーズンで大型連休シルバーウィークもあった先月、皆さんはどう過ごされました?

大型台風が丁度連休に当たったりして御予定していたツアーを泣く泣く諦めた方も多かったんじゃないでしょうか。でもチャンスはまた巡ってきますし、海は逃げませんから是非またチャレンジしてくださいね。

東伊豆は先月は荒れることが多く、予報とにらめっこの日々が続きました。しかし東がダメなら西があるさっ、ということでおよそ1時間半の移動で穏やかな海に行けるのが半島のいいところ。ホントにありがたい存在です。数えてみたら黄金崎に7回、大瀬崎に2回と月の約3分の1も遠征してしまいました。行った先で川奈の八木さんに2回ほど遭遇してしましたが、お互い忙しくてご挨拶程度で失礼しました。八木さんゴメンナサイ。

ではその西伊豆で出逢った生物達をいくつかご紹介します。まずは当店の西伊豆遠征の定番ポイント・黄金崎から。


ホタテツノハゼ属の1種

本家のホタテツノハゼとは姿形はだいぶ違います。こんなハゼに伊豆で逢えるとは・・・。背鰭の棘が2本長く伸びているのが特徴。


ソウシハギ

どアップが撮れました。細かいところまでジックリ見るとなかなか美しい魚です。そして表情がなんともユニーク&ユーモラス!


カミソリウオ

この個体は現地サービスのスタッフもまだ見つけていなかったみたいでサービスのHPにも紹介してもらいましたが、その後見つかっていないようです。

続いてなんと4年ぶりに行った大瀬崎の生物達です。西の代表的なポイントですがあらためて奥の深さを実感しました。


ハクセンエビ

東では相当深くまで行かないと出逢えないエビですが今回は-20m付近で見られました。現地サービスさんの話ではこの水深まで上がって来るのは数年ぶりとのことです。


クサハゼ

八木さんの川奈にもいるハゼですがなんとも美しいですね〜。今度川奈に見に行っちゃおうかな。その時は八木さんヨロシク!


ケアシホンヤドカリ

東にはソックリさんのホシゾラホンヤドカリがいますが(バックナンバー・ヤドカリに夢中2参照)こちらは今回初めて見ました。

最後に9月は結局9回しか行くことが出来なかったホームグラウンドの伊豆海洋公園からも1枚出しておきましょう。


ヤイトハタ

本来サンゴ礁にいるハタですので幼魚が季節来遊的に現れるのなら納得出来るのですが、全長80cmほどもある立派な成魚でした。伊豆半島ではこれまで記録が無い種類だそうです。


横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園

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