ゆうすけの豪海倶楽部The Diving Junky Magazine

MACRO

デジカメや携帯電話のカメラには今や当たり前のようにマクロモードという機能があります。

私が初めてマクロモードという言葉を耳にしたとき、小さなものを撮るのはミクロモードじゃないの?

もしかしてマイクロが訛ってマクロ..?? もしくはミクロより小さいのがマクロ…??? などメチャメチャ気になり詳しく調べてみると「巨大な」と言う意味で「小さな物も大きく写せる」撮影モードというのを知りスッキリしたのを覚えています!!

2010年になり早くも一ヶ月が過ぎ水温が16〜18度と冬の海を感じるようになってきました。

この時期、水温低下に伴い海藻類が生え、カイメン、コケ

謎のカニダマシ

新年明けましておめでとうございます!!今年も宜しくお願い致します!!

串本では正月に欠かせない餅つきで使用する臼のようなミズガメカイメンが有名なポイントがあります。少し前までスリバチカイメンと言われていたカイメンで、周りにはいつも魚達が好んで集まります。なぜならば1日に凄い量の海水を側面から吸い込み、内部から火山が噴火するように吸い込んだ海水を放出することにより海中に浮かぶ有機物を吸収し、捕食目的とともに海水のろ過作用などが行われ、ここで起こる水流が生物にとって住みやすい環境になっているからです。

前回お伝えした青いカニダマシの宿主もミズガメカイメンで、まだまだ気になる生物が他にも住んでいます。なかでも多いのがタレクチウミタケハゼで個体数を数えだすと限がなく数十匹まで頑張って数えたのですが諦めました。。。普段はカイメンの側面に居る事が多く単体での撮影になってしまいますが、海が荒れウネリが大きく入る台風時にはカイメンの内部に集結します。ウネリから身を守る術なのかミズガメ状のカイメン内部へ逃げ込み身を寄せ合う姿は、体育館へ非難する人たちを連想させる面白い行動も見れ、カイメン内では多くのドラマが垣間見ます。

その他、青いカニダマシ、サクラコシオリエビ、プロポントニア・ペルシダ 、謎のカニダマシ、変なエビなどなど住んでいますが、名前のわからない生物も多く、撮影後「?生物フォルダ」へ、ドラッグ&ドロップされます。

「?生物フォルダ」内で最近気になっているのが写真のカニダマシで今現在2個体います。一見地味ですが良く見ると第二触角鞭状部といわれているヒゲの部分が紫色で甲は薄いオレンジベースに水色のラインが入ったキレイな背中をしているので、カニダマシストの私には堪りません!!

串本では数少なく珍しい生物です。詳しい情報、ご存知の方がいましたら是非教えて下さい〜〜!!

それでは、今年も皆様にとって良い年でありますように!!

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