メガネゴンベ、伊豆で初めて見ました!
今月は写真のみです…。
ゴシキエビの幼体
今月は写真のみです…。
モンガラカワハギの幼魚
今月は写真のみです…。
テヅルモヅルエビ
今月は写真のみです…。
ハチジョウタツ(ジャパニーズピグミーシーホース)
今月は写真のみです…。
ショウジンガニのメガロパ幼生
今月は写真のみです…。
テングダイ@川奈・赤根
今月は写真のみです…。
1月〜3月の話題
皆さんこんにちは。3ヵ月の御無沙汰ですが、お元気でしたか?
あけおめな感じですけど、新生・豪海倶楽部を今後ともよろしくお願いいたします。
リスタートして最初の今回は、1〜3月から各4点ずつ選んでご紹介します。
① セボシウミタケハゼ 1月5日 伊豆海洋公園
ウミトサカに着生するスケロク〜〜は有名ですけど、それ以外はあまり注目されてないかも…。カイメンに乗ることが多いですがヤギにも付きます。
② ササムロの群 1月9日 伊豆海洋公園
所謂グルクン(タカサゴ類の沖縄名)の仲間ですが、他のタカサゴ類に比べると“らしさ”がないですよね〜。むしろ見た目はアジ系っぽいかな…。
③ スジキツネベラ 1月11日 伊豆海洋公園
別名スージーキツネベラ。仲のいい同業者さんに話は聞いていましたが、この日初めて目にしました。アングルがイマイチなのは御愛嬌で…。
④ タテジマヤッコ 1月21日 伊豆海洋公園
この後に出てくる⑩のトサヤッコと共に、キンチャクダイ科タテジマヤッコ属の種類。今シーズン、この2種類は例年より個体数が多かったです。
⑤ アオハナテンジクダイ 2月9日 伊豆海洋公園
充分な大きさの成魚で、この時期このサイズがいるということは、ひょっとしたら今夏に口内保育が見られるかも、と期待せずにはいられません。
⑥ ソフトコーラルの群生 2月10日 伊豆海洋公園
こういう光景は、伊豆ならではです。カラフルで賑やかで癒されますよね〜。
⑦ レンテンヤッコ 2月22日 伊豆海洋公園
伊豆の地の魚の中でも美しさは5本…いや3本の指に入るでしょう。
⑧ サザナミフグ 2月27日 黄金崎ビーチ
しばらく御無沙汰だった黄金崎に、研修という名目で遊びに行って来ました。
⑨ コクテンカタギ 3月12日 伊豆海洋公園
季節来遊のチョウチョウウオの中では、割と寒さに強い方だと思われます。
⑩ トサヤッコ 3月17日 伊豆海洋公園
④で書いたように今季アタリです。こうなると、ヤイトやヒレナガにも期待!
⑪ オオヒメベニツケガニ 3月20日 伊豆海洋公園
ヒメとオオヒメといるんですが、図鑑の写真からオオヒメと判断しました。
⑫ イバラタツ 3月23日 富戸ヨコバマ
海洋公園では岩場でヤギに付いてますが、砂場の小石に生えた海藻に…。
こうして見渡してみると、年間で最も水温が下がる時季だというのに、サンゴ礁性の魚が多く生き残っているのが判ります。
以前にはあまり考えられなかったことですが、冬場の最低水温はここ何年かで確実に上がっています。
A HAPPY NEW YEAR
今月は写真のみです…。
色とりどり、カエルアンコウたち
皆さんこんにちは、今年は初頭から全世界を揺るがす新型コロナ・ウィルスという禍で大変な一年となりましたが、その人類史上忘れられない年も間もなく暮れようとしています。
色々と大変な思いをされて、ダイビングどころではないという方も多くいらっしゃると思います。心よりお見舞い申し上げます。来年は少しでも事態が良い方向に向かうよう祈っています。
さて、気を取り直して今月は皆さんが大好きなカエルアンコウの特集です。イロ・オオモン・クマドリの3種類を各色取り交ぜて御紹介します。
今シーズンは特にホームの伊豆海洋公園で、これまで東伊豆では出たことがない大きなサイズが出たり、今まで見たこともない変わった色の個体が出たりと話題が多かったのですが、他のポイントのものも含め11点を並べました。
種名・日付・場所に加え全長を書き添えましたが、あくまでも目測ですのでご了承ください。
① イロカエルアンコウ 11月4日 富戸・脇の浜 10㎝
潜る機会の少ない脇の浜のあまり行かないコースで見つけたのと、結構な大きさで綺麗な黄色の個体だったので、サプライズ感はハンパ無かったです。
② オオモンカエルアンコウ 11月6日 伊豆海洋公園 20㎝
今シーズン複数個体(多分2個体)出たジャンボ・オオモンの小さい方です。肉眼では緑色っぽく見えたのですが、写真に撮ると御覧のような色でした。
③ オオモンカエルアンコウ 11月8日 伊豆海洋公園 8㎝
オオモンの若齢個体のよくいるタイプです。このサイズも数個体出ました。
④ イロカエルアンコウ 11月9日 八幡野ビーチ 6㎝
こちらはイロのよくいるタイプ。イロは原色に近くオオモンは淡い中間色。
⑤ イロカエルアンコウ 11月13日 伊豆海洋公園 5㎝
やや青味がかったグレーといえばいいんでしょうか。地味なんですがイロではあまりいないタイプなので、一部のガイドさんの間で密かな人気が・・・。
⑥ クマドリカエルアンコウ 11月16日 伊豆海洋公園 4㎝
黒クマの中でも鰭の縁のブルーや黄色の点の明瞭さでより美しく見えます。
⑦ クマドリカエルアンコウ 11月18日 伊豆海洋公園 5㎝
地色は元はほぼ白だったのですが、成長につれてこんな色に変わりました。
⑧ オオモンカエルアンコウ 11月20日 伊豆海洋公園 25㎝
ジャンボ・オオモンの大きい方です。11点の中で唯一ワイドレンズ&ストロボ2灯焚きで撮影したので、ゴツゴツ感がよく表現されていると自画自賛。
⑨ イロカエルアンコウ 11月22日 井田ビーチ 10㎝
これはあずき色というか薄い紫というか・・・、あまり見かけない色です。
⑩ クマドリカエルアンコウ 11月24日 伊豆海洋公園 3㎝
スター軍団のカエルアンコウの中でも、ピカイチの人気を誇る白クマ参上!
⑪ イロカエルアンコウ 11月25日 伊豆海洋公園 4㎝
変わり種の極めつけはコイツかな〜、抹茶のような深い緑色です。カエルアンコウの名に相応しいカエルのような色ですね。周囲に同じような色の緑藻類が生えていることもあり、見つかりにくいことこの上ない厄介な代物です。
西伊豆特集
皆さんこんにちは、お元気にお過ごしでしょうか。
2回ほど写真1点のみの投稿が続いたので今月は少し多めに出しましょうか。
毎年この時季は台風や北東の風などで東伊豆が荒れることが多く、西伊豆に何度か行く機会がありました。9月末日を含めると平沢に4回・井田に1回でした。
年間で海の中が最も賑やかになるシーズンですから、もちろん東でも話題は数多くありましたが、西伊豆での出逢いに印象的だったものがいくつかあったので、今回は『西伊豆特集』と題してそれらをご紹介しようと思います。
① イトヒキハゼ 9月30日 平沢ビーチ
初めて目にしたハゼです。ここや川奈などやや泥っぽい環境を好むようです。
② マハタの幼魚 9月30日 平沢ビーチ
以前は東でも割とよく見かけた気がしますが、最近とんとご無沙汰していて久しぶり見ました。ハタ系の幼魚は個人的に大好きなジャンルの一つです。
③ ゴマモンガラの幼魚 9月30日 平沢ビーチ
枝サンゴにゴマモンが絡むこの光景は、ほぼほぼサンゴ礁のものですよね~。
④ コブカラッパ 10月11日 平沢ビーチ
だと思うんですが、マルコブカラッパという種類もいるのでやや自信なし…。
⑤ ウミテング 10月11日 平沢ビーチ
今まで見た中でも最大級のサイズで迫力満点でした。東でも出ないかなぁ~。
⑥ ツマジロサンゴヤドカリ 10月11日 平沢ビーチ
あれだけ枝サンゴがあるので、サンゴヤドカリ系はいろいろ期待出来ますね。
⑦ ノミノクチ 10月11日 平沢ビーチ
実は今回一番紹介したかったのがこの魚です。証拠写真程度の拙い写真ですがお許しください。以前(と言ってもだいぶ昔ですが)海洋公園のオクリダシで一度だけ見かけた(ような気がする)、自分にとっては幻の魚でした。
⑧ カンモンハタ 10月11日 平沢ビーチ
これも酷い画像ですいません。季節来遊と思われますが、20㎝程度のやや大きめの個体でした。上のノミノクチもそうですが斑点模様のハタはオオモンハタと思われて見過ごされている可能性が充分あります。気を付けて観ましょう。
⑨ ヒョウモンダコ 10月16日 平沢ビーチ
猛毒を持つことから何かと悪者扱いされますが、余程悪さしなければ大丈夫。
⑩ ヒレナガネジリンボウ 10月16日 平沢ビーチ
東の富戸などでも出ていますが、平沢の個体は寄らせてくれるいいコでした。
⑪ オオモンカエルアンコウ 10月16日 平沢ビーチ
9月頭に真っ黒のを見ましたが、それと別個体と思われます。このサイズ(全長30㎝ほど)のオオモンは西伊豆ならでは思っていたら、最近東にも出現!
⑫ クマドリカエルアンコウの幼魚 10月17日 井田ビーチ
白クマの方が人気高いですが、希少価値ではこの黒クマに軍配が上がります。
⑬ ゴマハギの幼魚 10月17日 井田ビーチ
多分伊豆で初めて見たと思います。首を左に傾けて見ると黒柳徹子さんに…。
⑭ サザナミフグ 10月21日 平沢ビーチ
昨年の8月にここでコクテンフグを見たこともあり、フグ系は期待してます。
⑮ ヒレナガハギの幼魚 10月21日 平沢ビーチ
⑬のゴマハギの近似種です。もう1種のキイロハギとの3種揃い踏みなるか!
ホホスジタルミの幼魚@八幡野
今月は写真のみです…。
ラッパウニの幼体
今月は写真のみです…。
ワイドレンズにハマってます
皆さんこんにちは、屋久島の原崎です。・・っとっと違った、伊豆の横田です。
という訳でまずは最近初めて目にしたヘビギンポの御紹介です。ヨゴレヘビギンポの雄の婚姻色で、“汚れ”というにはあまりにも美しい色合いと姿・形です。
尚、ヘビギンポ類についてもっと詳しく知りたい方は、原崎さんのバックナンバーの中の『ヘビギンポ偏愛・全37回+外伝』や、原崎さんが主宰する世界最大にして唯一のヘビギンポのデータベース『ヘビベース』を是非御覧ください。
さてここから本題です。
先日お客様から「もう使わなくなった」ということで、デジタル一眼カメラ・交換レンズ・ストロボ2灯のデラックスセットなどをお譲り頂きました。
これまでカメラといえば古くはニコノスV型、その後はコンデジ(内臓ストロボのみ)しか手にしたことが無く、一眼も2灯焚きも初体験でしたので、ゲストの無い日は練習も兼ねて持って入り、従来のコンデジとの二刀流で撮りまくり、『伊豆の大谷翔平』と(自分の脳内だけで)呼ばれるまでになりました。
今回はその中から10点ほど選んで御紹介します。
砂地を這うニシキウミウシ。長い旅路の道のりが見えるようです。
オウギウミヒドラも全体に光が行き渡るとこんなに綺麗に映ります。
色とりどりのソフトコーラルはワイド写真ならではですね〜。
平べったいアカエイは外部ストロボのおかげで陰影が付いて立体的に・・。
ブリマチのメガネ岩を下から煽って撮るとこんな感じです。
コンデジではタカベの群をこんな風にはなかなか撮れません。
大赤秀人くん、そんなに堂々と大の字になっちゃって大丈夫なんですか?
透明度が悪いのがむしろいい効果をもたらして、シラコダイが幻想的に・・。
これも上と同じような条件で、砂場のイシダタミヤドカリを撮ってみました。
大きなトビエイでしたが、かなり近づいても余裕で画角に入ります。
自粛解除
皆さん、お元気ですか〜。
今月の写真は“アナモリチュウコシオリエビ”という、普段は名前の通り岩に空いた小さな穴にステイホームしていて、顔とハサミだけ表に出している種類なんですが、自粛が解除になったのをいいことに、全身を露わにしてしまいました。
18年の歩み&自粛明けの海
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
5/25付けで緊急事態宣言が全国的に解除になり、新型コロナウイルスとの戦いも少しづつ光明が見え始めてきていますが、どうか気を緩めることなく、日々お気を付けてお過ごしください。さて、今月のコラムは…。
当店のサイト内に毎日のダイビングで撮った写真を一日1点ずつ、その日の海況や見られた生物のリストと共に紹介する、通称『日々ログ』と呼んでいるページがあるのですが、緊急事態宣言の発令に伴って周辺のダイブサイトが軒並みクローズになってしまったので、4月半ば過ぎから更新が止まってしまいました。
5月に入っても収束の兆しが見えないので、『日々ログ18年の歩み』と題して過去の掲載写真から一日2点づつ、計62点を紹介することにしました。
多くは豪海クラブでも御紹介したものですが、そうでないものもいくつかありましたので、今回はその中から12点を選んで種名・日付・場所のみ記載します。
各種についての説明は上のリンクから日々ログ・5月のページをご覧ください。5月18日から再開した通常のログの下の方にあります。
カスリイシモチ 2020年1月25日 八幡野ビーチ
メガネカラッパ 2019年10月15日 黄金崎ビーチ
タスキモンガラ 2017年10月2日 伊豆海洋公園
スミツキゴンベ 2016年10月22日 伊豆海洋公園
ジュッテンイロウミウシ 2013年4月26日 伊豆海洋公園
ニシキオオメワラスボ 2012年9月29日 富戸ヨコバマ
ヒメエダウミウシ 2012年5月19日 伊豆海洋公園
アサドスズメダイ 2010年9月14日 伊豆海洋公園
カメキウスヘリコブシ 2007年6月14日 伊豆海洋公園
オキナガニ 2006年8月28日 伊豆海洋公園
グアムサンゴヤドカリ 2005年4月25日 伊豆海洋公園
ヒゲハギ 2002年7月22日 富戸ヨコバマ
いかがでしたでしょうか?今回は選択基準がレア度優先だったので、馴染みのないものが多いかもしれませんが、新鮮味とサプライズ感はあったかと思います。
過去の写真ばかりではなんなので、最後に自粛明けの海から1点出しておきましょう。もしまたこんな企画があったら間違いなく選ばれる凄いヤツです。
ハナゴンベの幼魚 2020年5月25日 伊豆海洋公園
マメマクラ
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
いろいろと御不便だったり、言い知れぬ御不安があったり、普段より神経を使ってストレスが溜まったりと大変な生活をされていると思います。適度にストレスを発散してお過ごし頂ければ幸いです。
伊豆半島は本来でしたらゴールデンウイークを控え、沢山のお客様をお迎えすべく準備に余念のない時期ですが、半島内の観光施設は当然のことながら軒並み休業・閉鎖しており、もちろん私たちダイビング事業者も例外ではありません。
4月は実質的に休業の状態でしたが、半ば過ぎまではリサーチで潜ることが出来ました。
そんな中でも超絶可愛いこんなものをお届けしましょう。
成魚はほぼ見向きもされませんが、幼魚は通称“マメマクラ”と呼ばれ、とりわけ我々現地ガイドの間では特に篤く愛でられるフグの仲間・キタマクラの幼魚です。
クロオビエビス
今月は写真のみです…。
まだまだ続く甲殻類 and more
皆さん、こんにちは。冬の寒さも峠を越え、春らしい温かい日が多くなってきました。
只今世の中新型コロナウィルスの感染防止で、不要不急の外出は控えるよう国や自治体から呼びかけられるという異常事態になっています。我が静岡県は幸い今のところ(2/25)感染者は出ていませんが、気を付けてお過ごし下さい。
さて、今月のテーマは・・・、3回続いた甲殻類が更に続けられそうだったのですが、それ以外にも話題豊富な海でしたのでこんなタイトルにしてみました。甲殻類=Ⅰ、魚類=Ⅱ、その他の無脊椎動物=Ⅲを各5種類づつご紹介します。
〇 それではまず年末から続く甲殻類特集から。
Ⅰ-① ツノガニ 2月7日 伊豆海洋公園
大変判り辛い写真ですが、画面ほぼ中央に目が見えます。甲面にカイメンを付着させていて、甲の上部にあるはずの2本の角が完全に覆われてしまっています。
Ⅰ-② アカマンジュウガニ 2月8日 伊豆海洋公園
オウギガニ科の中でもひと際サイズの大きいマンジュウガニの仲間で、この個体も甲幅10㎝を軽く超えます。甲羅のボリュームは伊豆のカニでも最大級です。
Ⅰ-③ オオアカハラ 2月10日 伊豆海洋公園
見た目の姿・形はほぼカニの『カニダマシ』というグループに属します。心はどうかというと立派な“カニ魂”を持ち合わせています。ギャグですので〜〜!
Ⅰ-④ ナガウニカニダマシ 2月19日 伊豆海洋公園
上のオオアカハラと同様カニダマシの仲間。ウニの周辺に好んで住んでいます。
Ⅰ-⑤ ナカザワイソバナガニ 2月20日 伊豆海洋公園
ウミカラマツの枝の間に生息していて、一つの宿主に大抵数個体付いています。
〇 続きまして魚類の選りすぐりを・・・。
Ⅱ-① カタボシオオモンハゼ 2月4日 伊豆海洋公園
目の後ろ(人でいえば肩の辺り)にあるはずの星が薄くてほとんど見えません。
Ⅱ-② イロカエルアンコウ 2月7日 伊豆海洋公園
今シーズンはなかなか出なくて・・・、久しぶりに“アタリ”引きました〜〜!
Ⅱ-③ スジハナダイの婚姻色 2月10日 伊豆海洋公園
スジが出ている時も充分綺麗なのですが、この色合いはまたド派手で超キレイ。
Ⅱ-④ ナメラヤッコ 2月17日 伊豆海洋公園
モノクロの中にちょっとづつ鮮やかな色が入るこの感じが何とも言えません。
Ⅱ-⑤ イバラタツ 2月23日 伊豆海洋公園
この時期にこんなのが出てくれて、伊豆のガイドにとってはありがたいです。
〇 最後に甲殻類以外の無脊椎動物をどうぞ。
Ⅲ-① イボベッコウタマガイ 2月5日 伊豆海洋公園
貝殻はあるのですが軟体部分の中に完全に埋没していてとても貝に見えません。
Ⅲ-② ヨイミヤミノヒラムシ 2月7日 伊豆海洋公園
以前(2017年2月号)にも御紹介しましたが1月末でした。本来温かい海域に生息する種類だと思うのですが、なぜか水温の低い時期に伊豆に現れるようです。
Ⅲ-③ ウミシダの1種 2月7日 伊豆海洋公園
ライトを当てないと赤の部分が黒っぽく見えますが光が当たると御覧のように。
Ⅲ-④ パイナップルウミウシ 2月18日 伊豆海洋公園
インターネットウミウシと同じ Halgerda という属で互いによく似ています。
Ⅲ-⑤ チリボタンガイ 2月21日 伊豆海洋公園
片側が岩に固着する二枚貝で、以前から気になっていて今回名前を調べました。
またしても甲殻類特集
皆さん、こんにちは。だんだん寒さが厳しくなってきて、朝起きるのがつらい季節になってきましたが、いかがお過ごしですか。
さて、年末・年始と続いた甲殻類特集ですが、今回も引き続きです。
① ケブカヒメヨコバサミ 1月9日 伊豆海洋公園
浅場にはとても多いヤドカリです。毛深いところが哺乳類的で可愛いでしょ!?
② ミナミゾウリエビ 1月11日 伊豆海洋公園
全長5㎝程で、当初ろくに調べもせずにゾウリエビの幼体だと思い込んだのですが、あとであらためて図鑑を見直すと胸脚の縞模様が不鮮明なことや鮮やかな赤い体色が図鑑の写真や説明にピッタリ一致しました。初めて出逢ったエビです。
③ イソギンチャクエビ 1月12日 伊豆海洋公園
毎年数多く現れますが大概サンゴイソギンチャクに付いているので、写真のようにグビジンイソギンチャクに付いているとひと味違ってお得感があります。
④ ヒメセミエビ 1月14日 伊豆海洋公園
昼間に出ていることはあまりなく、いても亀裂の奥にチラッと見えるだけ。
⑤ イボイソバナガニ 1月14日 伊豆海洋公園
宿主のムチカラマツにはビシャモンエビ、ムチカラマツエビ、キミシグレカクレエビなども付くのですが、エビ類に比べるとやや人気が低いかも・・。
⑥ イソコンペイトウガニ 1月18日 八幡野ビーチ
金平糖とはよく言ったものです。それにしても見事なカムフラージュ!
⑦ クシノハカクレエビ 1月20日 伊豆海洋公園
ザラカイメンの筒の中に住んでいて、この時期は共生率が高くなります。
⑧ ヒヅメガニの1種 1月20日 伊豆海洋公園
どこが“ヒヅメ”かと言うと、ハサミの最先端の噛み合わせのところが馬の蹄の形をしています。トガリヒヅメガニだと思うのですが今一つ自信がありません。
⑨ カイカムリの1種 1月24日 伊豆海洋公園
カイカムリの仲間は同定が難しく、背負っているカイメンを外して甲羅の形や模様を見なければいけないようなので・・・。同業者の方に教えて頂きました。
⑩ テブクロイトヒキヤドカリ 1月24日 伊豆海洋公園
テブクロの名の由来は胸脚の先端(指節)のみがピンク色であることから。
⑪ ガンガゼエビ 1月24日 伊豆海洋公園
ウニの棘の間にいるのでなかなか撮りにくいのですが、なんとかなりました。
⑫ モクズショイ 1月25日 八幡野ビーチ
どう撮ってもゴミの塊にしか見えないカニです。⑤や⑥と同じクモガニ科に属するのですが、姿・形が三者三様でこの科の多様性を物語っていますね。
A HAPPY NEW YEAR&甲殻類特集
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
まずは年賀状を、ヒオウギガイという二枚貝です。名前といい色・形といい縁起が良いかと思いまして・・。上下に並んだ青く光るつぶつぶは目だそうです。
続きまして昨年暮れから引き続きの甲殻類特集です。各種にコメントを添えたいところなんですが、余裕なく種名・日付・場所のみに留めます。お許し下さい。
① アカスジカクレエビ 12月3日 伊豆海洋公園
② アオヒゲヒラホンヤドカリ 12月4日 伊豆海洋公園
③ ゼブラガニ 12月10日 八幡野ビーチ
④ アカホシカクレエビ 12月10日 八幡野ビーチ
⑤ カザリサンゴヤドカリ 12月12日 伊豆海洋公園
⑥ クリアクリーナーシュリンプ 12月16日 伊豆海洋公園
⑦ アカシマシラヒゲエビ 12月26日 伊豆海洋公園
⑧ ユビナガワモンヤドカリ 12月27日 伊豆海洋公園
⑨ ヨコシマエビ 12月29日 八幡野ビーチ
⑩ クルマエビの1種? 12月31日 伊豆海洋公園
⑪ テヅルモヅルエビ 12月31日 伊豆海洋公園
今年が皆様にとりまして良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
年末☆甲殻類特集
皆さんこんにちは。もう年末ですか〜、早いですねぇ。
30年ぶりに年号が代わって最初の、節目の年になった今年は皆さんにとってどんな年だったですか?
さて、年の瀬と特に深い関連があるわけではありませんが、今月はエビ・カニ・ヤドカリなどの甲殻類を特集して今年を締めくくりたいと思いますけど、どぉ?
① フリソデエビ 11月8日 八幡野ビーチ
甲殻類の中でもピカイチの人気者。八幡野では例年通り複数個体が確認されていますが、I.O.P.では今シーズンがまだ出ておらずそろそろ出現が期待されます。
② ヒメサンゴガニ属の1種 11月9日 平沢ビーチ
東伊豆では造礁サンゴ類の枝状群体をほとんど見る機会が無いので、サンゴガニはキサンゴ類を宿主とするベニサンゴガニ属しか見たことありませんが、西では専らこの属です。オオアカホシとかアミメなどのサンゴガニ属も見てみた〜い!
③ フシウデサンゴモエビ 11月11日 伊豆海洋公園
このエビは色合いが地味なこともあってか、おそらくいてもスルーしてしまうことが多いと思われ、観察例は少ないです。同業者の方に教えていただきました。
④ ツマジロサンゴヤドカリ 11月12日 伊豆海洋公園
今シーズンの顕著な傾向と言っていいと思いますが、温帯適応種であるウスイロサンゴヤドカリ以外のサンゴヤドカリ類を秋口からよく見かけるようになりました。この種類は今のところまだ1個体のみですが、今後機会が増えるでしょう。
⑤ ミナミトゲアシガニ 11月13日 伊豆海洋公園
伊豆の浅場にゴロゴロいるトゲアシガニの南版です。甲羅の縁のライムグリーンが何とも美しいです。ちなみに本家のトゲアシガニは今年異常な程の大量出現!
⑥ オシャレカクレエビ 11月15日 伊豆海洋公園
例年現れるお馴染みのエビ。他の季節来遊系もそうですが、個体が大きいです。
⑦ アカツメサンゴヤドカリ 11月16日 伊豆海洋公園
④やこの後出てくる⑧⑨がほぼ5m前後で見られるのに対して、この種だけ15m程度の水深で現れます。サンゴ礁では特に深い印象はなかったのですが…。
⑧ セグロサンゴヤドカリ 11月17日 伊豆海洋公園
④で書いた今年の傾向の中でも特に多く見かけるのがこの種類で、西伊豆の黄金崎や井田などでも確認しています。例年よりも早い時期に大きめの個体が出現。
⑨ クリイロサンゴヤドカリ 11月20日 伊豆海洋公園
⑧のセグロによく似ていて歩脚の色合いが最も判りやすい違いでしょうか。以前はこちらの方が伊豆ではよく出る印象でしたが、今シーズンは押されています。
⑩ スザクサラサエビ 11月26日 井田ビーチ
サンゴ礁性の種類で、井田のガイドさんに伺ったところ、今年は例年より多く見られるとのことでした。東ではまだ見かけていませんが近い内に出るでしょう。
⑪ アシボソベニサンゴガニ 11月29日 井田ビーチ
ベニサンゴガニはキサンゴ類を宿主にしていますが、こちらはクダヤギというソフトコーラルに着生しています。この時は同じ宿主にヨツバネジレカニダマシやアカスジカクレエビなども一緒に付いていて、とても賑やかなクダヤギでした。
アオヤガラの眼
今月は写真のみです…。
豪華!3本立て
・・・と書けば聞こえはいいのですが、要はテーマを絞れきれないので小分けにしてみましたというのが正直なところです、という訳で皆さんこんにちは。今月はウミウシ・季節来遊系・地味ものの3つのテーマで3種類ずつ御紹介します。
《ウミウシ》—激レアとは呼ばないまでも、比較的出逢う機会が少ない3種。
キイロウミウシ 9月4日 伊豆海洋公園
この色合いを見るとある物を思い出しちゃうのですが、言わずにおきましょう。
ヒメコモンウミウシ 9月5日 伊豆海洋公園
コモンウミウシとの違いは微妙。観察機会はこちらの方が圧倒的に少ないです。
シロタエイロウミウシの交接 9月19日 伊豆海洋公園
ただでさえ珍しい種類の交接シーンは貴重! どうやって惹き合うのでしょうか?
《季節来遊系》—他にも色々出てますが、割とよく撮れたものを選びました。
ハタタテハゼ 9月7日 伊豆海洋公園
今年は海洋公園や富戸でよく出ています。この個体は偶然の出逢いでラッキー!
チョウハン 9月13日 伊豆海洋公園
数ある季節来遊系のチョウチョウウオ類の中でも個人的に特に好きな種類です。
ミカヅキツバメウオ 9月14日 黄金崎ビーチ
まるでブーメランのようです。ツバメ・ナンヨウに比べるとレア度が高いです。
《地味もの》—生物豊富で色々目移りする時季だからこそ、敢えてのテーマ。
イトヒキヌメリ 9月23日 富戸ヨコバマ
ヤマドリやニシキテグリといった人気者も含まれるネズッポ科に属しているのですが、砂地に生息するタイプは総じて不人気で、ガイドネタになるのはヨメゴチぐらいでしょうか。これまで個人的にはまともに観察した記憶のない種ですが、胸鰭や顔周辺に入るブルーの美しさは一見の価値あり。皆様是非御注目を・・。
オグロエソ 9月25日 伊豆海洋公園
エソの仲間は雌雄と思われる2匹が並んでいるところをよく見かけますが、3匹一緒というのは記憶にありません。いったいどうゆう関係なのか気になります。
ツリフネキヌヅツミガイ 9月27日 伊豆海洋公園
これは決して地味ではないと思うのですが、貝類全般が注目度の低いグループなので・・・。40年近く前から存在は知っていましたが、実は初めて見ました。
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から