季節来遊系まだまだ
皆さん、こんにちは。今月も前回に引き続いて季節来遊系の特集です。
前回の“続々”では6月後半から7月でしたが今回の“まだまだ”は8月に見られた種類を御紹介します。
今年の8月は台風が立て続けに発生し、特に稼ぎ時のお盆の期間には10号に居座られて、当店のメインフィールドのI.O.P.は長期間に亘りクローズの状態が続き『凪のお暇』となってしまいました。
それでもお隣の富戸は一度もクローズになることなく皆勤賞で、我々ダイビング事業者にとっては強い味方でした。
“続々”にもたくさん登場してもらいましたが、定番で出ていなかったものや「こんなの出たらいいなぁ〜」という魚たちが満を持して出番を待っていました。
“まだまだ”では最後のウミウシ一種を含めた15種類をとくとご観賞ください。
次はそろそろ『あなたの番です』!
ツノダシ 8月1日 伊豆海洋公園
証拠写真程度の酷い画像ですがお許しを・・。このサイズ初見です。半透明で着底直後と思われますが、多分翌日にはしっかり色が付いて普通のツノダシになったことでしょう。
クログチニザ 8月8日 富戸ヨコバマ
よく似ているモンツキハギとは背鰭・臀鰭の後端と尾鰭との間に隙間が無いこと(尾柄部が不明瞭)で区別します。モンツキハギに比べ出現頻度が極端に低いです。
フエヤッコダイ 8月10日 富戸ヨコバマ
口先が極端に伸びた独特な形と鮮やかな黄色の体色で、逢えると嬉しい魚です。
ツノハタタテダイ 8月11日 富戸ヨコバマ
富戸では毎年のように出る定番ですが、I.O.P.ではほとんど見たことないです。
コクテンフグ 8月12日 平沢ビーチ
こ、こ、これは地味ですけど大物です。伊豆半島での観察例を聞いたことがありません。知り合いの紀伊半島のガイドさんも見たことないとのこと。紀伊・伊豆での過去の観察情報を御存じの方がおられましたら、是非コメントして頂ければと思います。
クダゴンベ 8月13日 井田ビーチ
沖縄や海外などサンゴ礁域の魚というイメージが強いですが、日本初記録はI.O.P.から。
キリンミノ 8月13日 井田ビーチ
東で見るものより体色が濃いような・・。環境の違いかサイズ(やや大きめ)なのか?
ヒメテグリ 8月14日 富戸ヨコバマ
地味ですがよく見ると美しい魚で、特にオスが背鰭を立てると見応えがあります。
ハワイトラギス 8月16日 富戸ヨコバマ
一度も行ったことがないのですが、太平洋のど真ん中に位置するハワイという場所には昔から密かな憧れを抱いています。名前にハワイが入るだけでスペシャルな感じがします。
ミナミハタタテダイ 8月17日 富戸ヨコバマ
11日のツノハタタテダイと同じく富戸の定番。毎年ほぼ決まった場所に出ます。
ミヤケベラ 8月21日 伊豆海洋公園
ベラ類はこれまで数多くの季節来遊系にお目に掛かっていて、出そうな種類はほぼ網羅されていると思っていたのですが、これは今シーズン初めて目にしました。
ニシキフウライウオ 8月24日 伊豆海洋公園
季節来遊系の中でも人気の高い魚です。一度出現すると暫く居てくれる有難い存在。
ヒバシヨウジ 8月24日 伊豆海洋公園
この魚は特に思い入れが深いです。1990年から2004年まで刊行されていたI.O.P.DIVING NEWSという雑誌の創刊号の表紙を飾った魚で、当時富戸で初めて出逢って以来なんと30年ぶりの再会でした。まだ大きめの幼魚ぐらいのサイズですが、大きく育ってほしい!
ヒレナガネジリンボウ 8月29日 富戸ヨコバマ
以前は専ら西伊豆でしたが、このところ毎年のように富戸に出現してくれています。
マダライロウミウシ 8月30日 伊豆海洋公園
以前海外(多分バリ)で見た記憶があり、殿塚さんのバリの図鑑で探したらありました。表記されていた学名から辿ると和名の付いている種類であることが判りました。
・・という訳で“続々”と“まだまだ”の対決は、数では20:15で“続々”が勝るものの、レアものや話題性のあるものが続出する“まだまだ”もなかなかの健闘で、甲乙付けがたく痛み分けの『ノーサイド・ゲーム』ということで・・・。
季節来遊系続々登場
皆さん、こんにちは。またまた間が空いてしまいました、すいません。
いきなり本題にいっちゃいますが、今シーズンの伊豆は6月初旬頃から黒潮がよく当たるようになり、例年では8月に入ってから現れ始める季節来遊系の魚たちが6月中旬辺りから見られるようになりました。
今回はそんな南の海のから来た魚たち(ヤドカリ1点含む)をどど〜んとまとめて20種類ご紹介します。
中にはこのカテゴリーに入れていいものかどうか微妙なものも含まれますが、キレイどころの観賞ということでお許しください。
では、日付順に並べます。
カミソリウオ 6月15日 黄金崎ビーチ
セナキルリスズメダイ 6月19日 伊豆海洋公園
フチドリハナダイ 6月21日 伊豆海洋公園
コクテンカタギ 6月21日 伊豆海洋公園
ヨスジフエダイ 6月29日 伊豆海洋公園
アマミスズメダイ 7月1日 伊豆海洋公園
フタイロハナゴイ 7月1日 伊豆海洋公園
サラサゴンベ 7月2日 伊豆海洋公園
ミナミハコフグ 7月3日 伊豆海洋公園
ゴマチョウチョウウオ 7月5日 伊豆海洋公園
ネジリンボウ 7月6日 黄金崎ビーチ
アジアコショウダイ 7月8日 伊豆海洋公園
ツキチョウチョウウオ 7月9日 富戸ヨコバマ
ハナミノカサゴ 7月12日 伊豆海洋公園
ノコギリハギ 7月17日 伊豆海洋公園
スミレヤッコ 7月17日 伊豆海洋公園
トカラベラ 7月22日 伊豆海洋公園
イロカエルアンコウ 7月29日 伊豆海洋公園
ベニワモンヤドカリ 7月30日 伊豆海洋公園
ヒトスジイシモチ 7月31日 伊豆海洋公園
タキベラ属特集・その他
皆様、大変お久しぶりです。いつの間にか季節は巡って“メリクリ”も“あけおめ”も“鬼は外”もすっ飛ばしてしまい、新しい元号が発表(施行は来月から)されてしまいました。
平成最後となってしまった今回は3月の写真から(ちょっとズルをして4月1日のものを1点含みます)特集を組み、その後に2月・1月・昨年12月から1点ずつ選んでご紹介します。
まずはベラ科 ― タキベラ亜科 ― タキベラ属(Bodianus)の魚を5種類ご紹介します。
細長い体型が一般的なベラ類の中において、この属は比較的体高が高いグループで、魚類図鑑ではベラ類の最初の方に配置されています。英名は一般的なベラ類を指すWrasse(ラス)ではなく、Hogfish(ホグフィッシュ)と呼ばれています。それぞれ種名のあとに学名・英名を添えました。
① タヌキベラ Bodianus izuensis Striped pigfish
3月8日 伊豆海洋公園
伊豆海洋公園(I.O.P.)ではエントリーから近い1番の根周辺では見られことはなく、2番の根やブリマチなど、より潮通しの良い場所を好むようです。学名・種小名のizuensisが示すように温帯種で、I.O.P.産の標本により新種記載された種類です。
② キツネベラ Bodianus bilunulatus Tarry hogfish
3月25日 伊豆海洋公園
季節来遊型の種ですが、その中でも他種に比べ毎年数多くの個体が出現します。過去数回ほどほぼ成魚の個体が出現したことがあります。
③ モンツキベラ Bodianus dictynna Redfin hogfish
3月26日 伊豆海洋公園
②と同じく季節来遊型の種でやはり毎年必ず現れます。刺胞動物のヤギ類の周辺に好んで生息しています。
④ フタホシキツネベラ Bodianus bimaculatus Twospot hogfish
3月27日 伊豆海洋公園
①と共にこの属の中では数少ない温帯種です。掃除共生する種でこれまで観察した限りチョウチョウウオ科の温帯種・シラコダイと特に相性がいいようで、よくクリーニングシーンを見かけます。I.O.P.産の個体に基づき日本初記録種として報告された種類です。
⑤ タキベラ Bodianus perditio Golden-spot hogfish
4月1日 伊豆海洋公園
②・③と同様に季節来遊種ですが、前2者に比べるとI.O.P.での出現例は非常に稀で、記憶している限りこの30年で数例程度です。このサイズ(3㎝足らず)の個体が出たのは知る限りこれまでで最小です。
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ここからは2月・1月・昨年12月の写真です。
ナメラヤッコの幼魚 2月8日 伊豆海洋公園
季節来遊もので、特集のベラ類でもそうですがこの手が2~3月に現れるのは、今まであまりなかったことで、今シーズンの特筆すべき現象と言えるでしょう。
ヒラメの黄化個体 1月7日 伊豆海洋公園
実は昨年末に長年使っていた骨董品のカメラから新しいものに換えました。更にゲストにお借りしたトトメレンズなるものを付けて撮ったのがこの写真です。
ユビワサンゴヤドカリ 2018年12月29日 伊豆海洋公園
暮れも押し迫った頃にエントリー直後の波打ち際で見つかりました。2月のナメラヤッコもそうなのですが、妻・夕起子の発見です。本来サンゴ礁に生息する種で、伊豆大島までは記録がありますが、伊豆半島ではおそらく無いと思います。今回は標本が無いので正式な記録になりませんが、観察例としては北限となるでしょう。
さて、元号も代わることですし、心を入れ替えて来月から欠かさず更新しよう、と今は思っているのですが、どうなりますことやら・・・。
8回分のお詫びとまとめ
皆様、大変お久しぶりです。
すいません、7回も無断でお休みしてしまいました。
忙しかったわけでも具合が悪かったわけでもありません。単にサボっていただけです。
今回も含めた8か月分を各月1点づつ、時間をさかのぼる形でご紹介します。来月から頑張ります。
コウワンテグリの幼魚 10月30日 富戸・ヨコバマ
マダラタルミの幼魚 9月20日 富戸・ヨコバマ
キジハタ 8月4日 伊豆海洋公園
フサカサゴの1種? 7月23日 伊豆海洋公園
ハナタツ 6月29日 伊豆海洋公園
ハクセンアカホシカクレエビ 5月11日 伊豆海洋公園
ボウウミヘビ 4月13日 伊豆海洋公園
トゲカナガシラ 3月30日 大瀬崎・湾内
ゾウクラゲ
皆さんこんにちは。
こうして文章を書くのも随分久しぶりになってしまいました。
さて今回は先日海で何とも奇怪な生物と出逢ったので御紹介したいと思います。
写真のゾウクラゲという生き物です。
確かにゾウの鼻のような形をしていますね。“クラゲ”と名が付いていますがクラゲの仲間とは全く別物で、分類上は軟体動物門・腹足網つまり巻貝の仲間に属します。
浮遊性の貝類ですぐに思い浮かぶのはクリオネですね。小さくて可愛らしいイメージがありますが、このゾウクラゲは大きさが全長30㎝以上もありました。
世の中にはこんな不思議な生き物がいるんですね〜。
オキゴンベの幼魚
今月は写真のみです…。
謹賀新年
今月は写真だけです…。
群・むれ・ムレ
皆さんこんにちは。
夏の喧騒が過ぎ去り、我々ダイバーにとってのベストシーズンがやってきました。
これからの季節は水温・透明度共に高い状態が続き、生物達は数も種類も増えて賑やかになります。
是非伊豆の海に足をお運びください。
では今回は色んな魚の群の写真を3点御紹介します。
タカベ 9月16日 伊豆海洋公園
ゴンズイ 9月17日 平沢ビーチ
ブリ 9月19日 伊豆海洋公園
ミナミハコフグの幼魚
今月は写真のみです。
サイトをリニューアルしました
皆さんこんにちは、いよいよ本格的な夏が始まりますね〜。
夏を目の前にしてひとつお知らせがあります。
開設以来長いこと手を入れていなかった当店のホームページを、スマホ対応の新しいデザインにリニューアルしました。
是非よろしくお願いします。
https://gotothesea.wixsite.com/home
写真はトップページのスライドデッキに登場するオキノスジエビとオオウミウマです。
タイマイ – Hawksbill turtle
今月は写真だけです…。
先月(3月)の話題
皆さんこんにちは。いつの間にか季節は巡って春になり、日に日に温かくなる今日この頃、新年度を迎え新たな生活を始められる方も多いかと思います。
さて今回も前の月に見られた生物たちをアトランダムに8種類御紹介します。
イボアシヤドカリ 3月6日 於:伊豆海洋公園
ベニヒモイソギンチャク付けたイボアシヤドカリってあんまり見ないかも・・・。
ルリハタ 3月7日 於:伊豆海洋公園
青も素敵ですが、ストロボの当たり具合で背中のラインが金色に輝いているみたい。
カスザメ 3月8日 於:伊豆海洋公園
いつもは砂被りの顔面アップですが、泳いでいるところをカッコ良く撮れました。
クサフグ 3月10日 於:伊豆海洋公園
普段波打ち際にいるためなかなか撮れませんが、運良く水深5mにいてくれました。
コクテンベンケイハゼ 3月10日 於:伊豆海洋公園
こう見えて天皇陛下に因んで学名“akihitoi”と名付けられた、由緒正しい魚です。
ヒメイカ 3月13日 於:伊豆海洋公園
海藻の裏側にへばり付いています。たまたまですが、我ながら良く撮れたのかな〜。
ダイナンウミヘビ 3月16日 於:赤沢ビーチ
久々に行った赤沢で撮りました。I.O.P.とは真逆の環境で興味深いのですが・・・。
エンタクミドリイシ 3月24日 於:伊豆海洋公園
I.O.P.にもこんなのが居るんですよ〜。でも情けないことに自分では行けませ〜ん。
先月(2月)の話題
皆さんこんにちは。まだまだ寒い日もありますが徐々に春らしい温かい日も増えてきました。伊豆の桜は河津桜がほぼ終わり、現在大寒桜が丁度満開を迎えているところです。今月末には染井吉野も咲き始めることですし、是非花見がてら伊豆の海にお越し下さい。
さて今月のコラムは前回と同じようにここ一ヶ月の海での話題を、あくまで私・個人的な視点になってしまいますが、魚やその他の生物たち諸々取り混ぜて御紹介しましょう。
ミナミフトスジイシモチ 2月1日 於:伊豆海洋公園
季節来遊のイシモチ類(テンジクダイ科)は毎シーズン各種見られますが、色合いが地味なのと岩陰に単独でいることが多いためか、あまり見つからずご紹介する機会が少ない種類です。オオスジイシモチなどの温帯種と見比べるのも興味深いテーマなのですが・・。
ヒトデヤドリエビ 2月3日 於:伊豆海洋公園
このエビも季節来遊ものですが、これまで年末に水温が下がり始めると早々に姿を消してしまい、記憶している限りでは頑張っても12月半ばぐらいがせいぜいのような気がしていましたので、2月まで居てくれたのはこれまでで最長不倒になるのではと思います。
ツリディラ・バイエリ 2月6日 於:伊豆海洋公園
ミドリガイ系のウミウシはこの時季各種数多く出現しますが、たまに定番以外のこんな珍しいものが現れることが・・。ハナミドリガイだと思い込んで撮っていて、あとで写真をよく見たら“ハナ”には無い蛍光ブルーの斑点があり、初めての出逢いとなりました。
クマドリカエルアンコウの幼魚 2月8日 於:伊豆海洋公園
今シーズンは人気者のクマドリがエリア内の近場で複数個体現れ、しかも長期間居てくれてダイバーを楽しませてくれました。我々ガイドにとっても大変ありがたい存在でした。この欠伸をするような仕草は捕食する時のための顎の準備運動とも言われています。
ヒラメの部分黄化個体 2月9日 於:伊豆海洋公園
数年前から話題になっていた黄金ヒラメが一時姿を見かけないな〜と思っていたら、どうやら一旦ほぼ正常な色に戻り、再び部分的に黄色に変色し始めたようです。別個体の可能性も無くはないのですが、現地ガイドの勘で同一個体と言い切ってしまいましょう。
ミスジスズメダイ 2月13日 於:伊豆海洋公園
ミスジリュウキュウスズメダイ(伊豆に出たことは多分無いでしょう)によく似ていてよく間違えられます。ミスジリュウキュウやフタスジリュウキュウのように群れることはなく、やや深い転石の周りに大抵単独で棲んでいてなかなか出会うことの無い種類です。
スミツキベラの幼魚 2月13日 於:伊豆海洋公園
季節来遊系のベラ類の中では本種を含む同属(タキベラ属)の数種類は比較的寒さに弱い印象があり、2月の半ばまで見られるのは異例のことかもしれません。生息環境から類推して他のベラ類のように砂に潜って暖をとることは殆ど無いのでは、と思っています。
アカネコモンウミウシ 2月21日 於:伊豆海洋公園
この手のド派手系ウミウシは逢えると嬉しくなりますね〜。今回見つけたのは全長1.5cm程度の小さめの個体で、たまたまクマドリカエルの脇にいたので運良く気が付いたようなものの、通常なら見逃していたことでしょう。クマドリ君のお陰です。ありがとう。
新年話題の生物たち
皆さんこんにちは。こうして豪海に文章を書くのも随分久しぶりになってしまいました。
去年サボり過ぎたので、今年はどうにかしたいと思っていますが、どうなることやら・・・。
まずは今年に入ってから見られた生物たちを10点ほど選んで御紹介します。
イロカエルアンコウの幼魚 1月5日 於:伊豆海洋公園
キヘリキンチャクダイの幼魚 1月7日 於:伊豆海洋公園
ミジンベニハゼ 1月9日 於:黄金崎ビーチ
ムスジコショウダイの幼魚 1月10日 於:伊豆海洋公園
ヒトスジイシモチ 1月11日 於:伊豆海洋公園
モンスズメダイの幼魚 1月13日 於:伊豆海洋公園
アオウミガメ 1月19日 於:伊豆海洋公園
タカベ 1月22日 於:富戸ヨコバマ
ヨイミヤミノヒラムシ 1月24日 於:伊豆海洋公園
ハワイトラギス 1月26日 於:伊豆海洋公園
本年もよろしくお願い致します。
今月は写真だけです…。
ヤマシロベラ
今月は写真だけです…。
テングチョウチョウウオ@八幡野
今月は写真だけです…。
モンハナシャコ
今月は写真だけです…。
全開!
今月は写真だけです…。
3・4月の話題
皆さん、こんにちは。そしてごめんなさい。
2回連続でサボり・・そうになりましたが「こんなことじゃいかん!」と思い直し、公開後一週間程過ぎての大遅刻ですが編集長に無理を言って・・・。テーマを絞りにくかったのでこのようなタイトルにし、申し訳程度の一言コメントを添えました。やっつけ仕事のようで心苦しいですがお許しを。
まずは3月に見られた生物から・・・。
シュスヅツミガイ 3月2日 於:伊豆海洋公園
初めて見たかも・・・、の昔から図鑑で見て気になっていた種類。
アシボソベニサンゴガニ 3月4日 於:伊豆海洋公園
ベニサンゴガニはキサンゴに、この種類はクダヤギ類に付いてます。
イロカエルアンコウの幼魚 3月11日 於:伊豆海洋公園
この時季にこのサイズが見つかるのは極めて異例。
ケスジヤドカリ 3月22日 於:伊豆海洋公園
よく見たら向かって右脇にエビが・・・。撮影時には気付きませんでした。
コシオリエビの1種 3月24日 於:伊豆海洋公園
上のヤドカリが背負っていたサザエの殻に付いていた謎のコシオリエビ。
続いて4月に見られた生物達です。
アオウミガメ 4月3日 於:伊豆海洋公園
毎回偶然の出逢いに頼っていますが、近場に定住してくれないかなぁ〜。
ビシャモンエビ 4月7日 於:伊豆海洋公園
♂と思われる小さい個体1匹のみで体の大きな♀は見当たらず。
フルセゼブラヤドカリ 4月13日 於:伊豆海洋公園
これまで目にしたことないエリアで見つかり、搜索の幅が広がりました。
ウデフリツノザヤウミウシ 4月15日 於:伊豆海洋公園
過去ログを見返したところ、4月に見たのは2005年以来のようです。
ヒョウモンダコの抱卵 4月21日 於:伊豆海洋公園
30年以上のキャリアの中で今回が2回目という貴重な機会でした。
今季最期の季節来遊系の生物達
皆さん、こんにちは。先月はまたも無断でサボってしまいました、ごめんなさい。
さて今月は昨年10月号から12月号に特集し、今年の1月号でもいくつか出てきた『季節来遊系の生物』です。今年に入って観察されたものの中から、これまでに出ていない種類を纏めて20種類御紹介します。
尚、1月中旬に伊豆大島にツアーで行って来ましたので、その際の写真も数点入っています。
(1) サメハダヤドカリ 1月5日 於:伊豆海洋公園
(2) ボブサンウミウシ 1月8日 於:伊豆海洋公園
(3) モンツキハギ 1月8日 於:伊豆海洋公園
(4) キリンミノ 1月10日 於:大島・秋の浜
(5) カモハラトラギス 1月10日 於:大島・秋の浜
(6) ウメイロモドキ 1月10日 於:大島・秋の浜
(7) スミレナガハナダイ 1月11日 於:大島・秋の浜
(8) ヤマブキウミウシ 1月11日 於:大島・秋の浜
(9) ネッタイミノカサゴ 1月13日 於:伊豆海洋公園
(10) コンゴウテンジクダイ 1月13日 於:伊豆海洋公園
(11) アオスジテンジクダイ 1月15日 於:伊豆海洋公園
(12) コガネキュウセン 1月17日 於:八幡野ビーチ
(13) スミツキベラ 1月22日 於:伊豆海洋公園
(14) ヒメゴンベ 1月26日 於:伊豆海洋公園
(15) ホウセキキントキ 2月1日 於:伊豆海洋公園
(16) タカサゴ 2月3日 於:伊豆海洋公園
(17) ミゾレチョウチョウウオ 2月5日 於:伊豆海洋公園
(18) ムレハタタテダイ 2月8日 於:伊豆海洋公園
(19) ハナキンチャクフグ 2月12日 於:伊豆海洋公園
(20) オビテンスモドキ 2月12日 於:伊豆海洋公園
本年もよろしくお願い致します
皆さん、こんにちは。新しい年が始まりましたね。今年もよろしくお願い致します。
年明け最初のコラムは写真を15点選びました。多くは昨年10・11・12号で特集した『季節来遊系の生物』で、12月に撮影したものがほとんどですが、テーマに沿わないものや夏に撮影したものもところどころに混じっています。
また並び順も今までのように時系列ではなく、ある理由によって並べ替えてあります。
(1) アマミスズメダイ 12月3日 於:伊豆海洋公園
(2) ケサガケベラ 12月7日 於:伊豆海洋公園
(3) マダラエソ 8月31日 於:富戸・ヨコバマ
(4) シテンヤッコ 12月9日 於:伊豆海洋公園
(5) テングダイ 8月1日 於:伊豆海洋公園
(6) オオモンカエルアンコウ 12月8日 於:伊豆海洋公園
(7) メガネスズメダイ 12月1日 於:伊豆海洋公園
(8) ディオゲネス・ドロテアエ 9月20日 於:黄金崎ビーチ
(9) トラウツボ 12月29日 於:伊豆海洋公園
(10) ウデフリツノザヤウミウシ 12月9日 於:伊豆海洋公園
(11) ゴッド・ラダー(神様の梯子) 12月15日 於:富戸ヨコバマ
(12) サザナミヤッコ 12月9日 於:伊豆海洋公園
(13) イナヅマベラ 12月8日 於:伊豆海洋公園
(14) マトウダイ 11月22日 於:井田ビーチ
(15) スジクロハギ 12月17日 於:伊豆海洋公園
はい、皆さんもう判りましたね。
続々・季節来遊系の生物達
皆さんこんにちは。もう年末ですかぁ〜、一年早いですねぇ〜。何かとお忙しい時季かと思いますが、海の中はまだまだ賑やかな状態が続いていますし、海況も穏やかな日が増えてきますので、是非潜り納めにいらして下さいね〜。
さて、今月も先月・先々月に引き続き同じテーマでいかせて頂きます。バラエティーに富んだ面々をとくとご堪能下さい。
(1) イロカエルアンコウ 於:伊豆海洋公園
(2) ヨスジフエダイ 於:富戸・ヨコバマ
(3) セジロノドグロベラ 於:伊豆海洋公園
(4) カンムリベラ 於:伊豆海洋公園
(5) ミナミフトスジイシモチ 於:伊豆海洋公園
(6) クロフチススキベラ 於:伊豆海洋公園
(7) ハナミノカサゴ 於:伊豆海洋公園
(8) タキゲンロクダイ 於:伊豆海洋公園
(9) ツユベラ 於:伊豆海洋公園
(10) サラサゴンベ 於:伊豆海洋公園
(11) モンツキベラ 於:伊豆海洋公園
(12) タコベラ 於:八幡野ビーチ
(13) タテジマキンチャクダイ 於:伊豆海洋公園
(14) フエヤッコダイ 於:八幡野ビーチ
(15) ソメワケヤッコ 於:伊豆海洋公園
(16) トカラベラ 於:伊豆海洋公園
続・季節来遊系の生物達
皆さんこんにちは。先月なんとな〜く予告しました通り、今月も引き続き季節来遊系の生物の写真を集めてみました。
“季節来遊”という言葉の意味を広く捉えましたので、厳密にはこのカテゴリーに当てはまらないものもいるかも・・ですが、そこは皆さんの寛大なお心に甘えてしまいます。
並び順はおおよそ時系列です。
(1) ビゼンクラゲ 於:伊豆海洋公園
おっといきなりクラゲからきましたかぁ、これは意外!
(2) クマドリカエルアンコウ 於:富戸・ヨコバマ
やっぱこれですよねぇ〜、これが出ないと一年終われない。
(3) セボシウミタケハゼ 於:八幡野ビーチ
スケロクはウミトサカ、セボシはカイメンと棲み分けているようです。
(4) イロカエルアンコウ 於:黄金崎ビーチ
先月も出ましたが色違いってことで・・・。
(5) トガリモエビ属の1種 於:黄金崎ビーチ
この尖り具合と横っ腹の丸い模様が何とも魅力的!
(6) アカヒメジ 於:伊豆海洋公園
サンゴ礁では大群で見られるお馴染みの魚。
(7) ゴマチョウチョウウオ 於:伊豆海洋公園
黒っぽく見える“ゴマ”はよく見るとブルーグレイ。
(8) イソギンチャクエビ 於:伊豆海洋公園
尾扇の模様がチャームポイント。
(9) クシノハカクレエビ 於:伊豆海洋公園
なかなかメルヘンチックに撮れました。
(10) ヌノサラシ 於:伊豆海洋公園
今年の個体は結構シャイで、ゲストにお見せしにくいのが難点。
(11) アオハナテンジクダイ 於:伊豆海洋公園
派手ではないですが、個人的にはかなり好きな部類です。
(12) ミヤコキセンスズメダイ 於:伊豆海洋公園
イチモンスズメダイとの違いが微妙・・、勉強になりました。
(13) オグロクロユリハゼ 於:井田ビーチ
体色にやや黄色味が入るタイプもいて、一緒に群れてます。
(14) モエビ科の1種 於:黄金崎ビーチ
上の(5)の種類とは別の属のようですが、詳しくは調査中。
(15) ムチカラマツエビ 於:黄金崎ビーチ
この体型なんとなくユーモラスで憎めません。
(16) オトメハゼ 於:黄金崎ビーチ
オレンジの水玉が鮮やかな美しい魚ですね。
(17) トゲダルマガレイ 於:黄金崎ビーチ
・・でいいと思うんですけどどうでしょう?
(18) アジアコショウダイ 於:富戸・ヨコバマ
今年はコショウダイ系が不作で貴重な存在です。
(19) ミナミハコフグ 於:富戸・ヨコバマ
「この子がいなかったらダイビングやってないかも・・」って人が何人かいます。
(20) オシャレカクレエビ 於:八幡野ビーチ
切れ長のつり目が怒ってる感じ?それとも気取ってる感じ?
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