キアンコウの幼魚
例年の青海島ブートキャンプに来ている。
今年はキアンコウが多いそうで、この日も大きさの違う子供3個体が都合よく登場した。
写真のは4cmほどだろうか、すでにヒレの糸が無いサイズで、小さいのに比較するとアゴのヒゲが発達している。
ラッキーなことに、疑似餌を目立つように立ててくれて、キアンコウだな〜って感じで嬉しかった。
ま〜つかない日、つきのある日、両方あって面白いのだ。
ラッキーを撮れるかどうかが、問題なんですが・・・。
南国の海
こんな海に行きたくなる、今日この頃のオジサンです。
次、青海島取材なんですけど(笑)。
で、ZEROのドライスーツを直しに出しました。
元々ブカブカに作るのが、ZEROのいい所なんですが、そのメーカーに、超ブカブカに作ってねと、お願いした僕が悪いんだけど、その結果、16kg以上しょわないと潜れない、トホホな状態です。
肩とか体とか、しんどい、じじいだし。
というわけで、最低4kgは軽量化できるようにお願いしましたが、その辺やってみないとわからないし。
ホントは10kgぐらいが理想なんでしょうが、モコモコなインナーをやめてヒートベストを着た方がいいかもですね〜、高いけど。
人間自体のパワーがなくなってくると、いろいろ大変なのだ〜を実感する今日この頃です。あったかいと楽でいいよね〜。
テングハコフグ
フィリピン・アニラオで出会ったテングハコフグである。
日本で撮られた写真を1回だけ見たことがある。友人Mさんが大瀬崎の水深70mとかで撮影したものだ。
アニラオでは、毎年そこそこ出るそうである。
貴重なテングハコフグ。頭の出っ張りからきた名前だろう。
このフグには思い出がある。伊豆の冨戸で撮影した、ハコフグの幼魚が、何かひっかかるものがあった。
幼魚図鑑を作製するので、S先生と検討を加えると、その違和感は、体にある六角形の青い模様をかこむ黒班の並び方が、おかしいからだった。
いろいろな人の写真をS先生のデータベースの中で調べると、テングハコフグの10cmぐらいの個体を発見。親は30cmはある。
僕が撮った2cmほどの個体と繋がるので、その変なチビはテングハコフグの子供と同定された。初めての写真だ。小さいと特徴も、ほんの少しだから気が付かない。
何かの勘とか、疑問とか、ひっかかりは、経験から出てくるものも多いと思うけど、大事にすると、新たな発見に繋がることがある。多くはダメだけどね。
勘に拘ると、間違いも多くなるから、難しいけど。
大事にすることは、間違いじゃ=ないな〜と、思わせてくれた小さな思い出だ。
ハマクマノミ
クマノミの中でも気が強い方なのが、ハマクマノミとクマノミだろうか。
トウアカもか、、外国行くともっと気が強い奴もいたような気がするが、やっぱ顔に出ていて、少し怒ったような、堂々とした顔だ。
ハナビラとか、カクレだとかはよく隠れるし、少しかわいい系の顔だ。
近づきすぎると、ガツンとマスクに体当たりしてくる強者もいる。やっぱ、こっちの眼を狙ってくるのかね?
生物として、魚と人間はずいぶんかけはなれているけど、それでも眼ってものはわかるんだよね。
眼も合うし、こちらも向こうも互いに眼に注目してることもある。
眼は心の窓、相手の感情を読みつつ撮影するカメラマンの人はよけい感じるんだろうね。
さて写真は、貫禄のあるハマクマノミ君。
頭に珍しい模様を付けて、おっさんそれ以上近づくんじゃね〜と睨みつけて来た。
小さいのにたいしたもんである。
ドーニ
新年おめでとう〜ございます。
今年も、元気でやれれば最高ですね〜
今年の目標。元気にぼちぼち潜り、なんか1冊できるといいかな、、う〜ん、他に目標なし、、だな。
ま〜事故無く、普通にすごすのが1番ですよね〜〜
大昔、モルディブで撮影した写真です。
広い海に出て行く、、そんなイメージですかね。
一瞬強く吹いた風をつかむドーニ。風を感じてすきです。
ザマミのポンタ
みなさん〜お元気ですか〜〜
今年は温度変化が早過ぎて、おじさんはついて行けない〜
大昔の写真。ザマミのポンタ(サザナミフグ)です。
ストロボも使わずに、手抜きでカメラのボディーだけで撮影しました。
楽ですね〜笑 でも自然な水中写真。
フグばかり撮っていると、興味深げに、ハマフエフキ君が通り過ぎて行きました。撮ろうとすると、逃げるくせに、、
こちらが感心があると逃げる、見てないと寄ってくる魚もいますので、その場合は、興味ないふりをしつつ、横目に見て、急に撮影する、、
要は、オ、モ、テ、ナ、シ、、でなくて、ダ、マ、シ、ウ、チ、もいいです。
なんか、あまり可愛くないハマフエフキ君、この時は可愛く感じました〜
みつけてごらん! うみのかくれんぼ
海には、かくれんぼがじょうずな生きものがたくさんいます。そのかくれかたは、生きものによってさまざです。
すきまや穴、砂にもぐってかくれたり、岩や海藻にばけたり、ほかの生きものにかくれたりするものもいます。
ふしぎでおもしろいかくれかたを、大きな画面ででたっぷり見せています。
あかね書房
B4判/48ページ
エビのゾエア
山口県青海島を取材中。
今年は、雨がおおいせいか透明度が悪いのにまいりますね〜ま〜こんなこともあるだろうけど、、
いつもよく登場する、エビのゾエアなのかな?
ほぼエビの形だけど、異様に眼がでてるから、、という適当な根拠でそう思っている。
ストロボで目立つように撮るわけだが、実際目でみると、もっと透明でみえね〜〜って叫びたくなるようなやつである。
クラゲも透明、エビも透明、、ガラスなみだよね〜
ハナキンチャクフグ
人間、勘違いはよくあります。
柏島でのこと、お腹がパンパンのハナキンチャクフグのカップルを見つけました。なんか一生懸命オスがちょっかいを出してます。
はよ産もうよ〜って感じです。で、しばらく待っていますと、後ろに白煙が…。
産卵かい〜って感じで撮影しましたが、腹小さくならんし…。
で、あとでガイドさんに、あいつらどうゆう産卵するか知ってる?と聞いてみますと、岩などの産卵床に産みますよと…。
げげげ〜やっぱ腹小さくならんということは、あの白煙は、ウンコなんでしょうね〜〜
ギンガメアジ
真夏、皆さんどう過ごされたでしょう〜
我が家は、けっこう打ち合わせ多かったです。後半は、暑さに負けて高原に避難?しました。
9月に入ると、海水浴の人もいないですから、ダイバーの季節ですね〜
写真は、もう何年も行ってないですが、カリブ海の優しい青でございます。淡く写るのは、ギンガメアジ。なぜかカリブの奴は、尾びれが黄色いのです。性格は世界上一緒みたいで、ダイバーに寄ってきたりする好奇心旺盛な魚ですね。
イルカの撮影で行ったバハマで、合間に撮った写真です。そろそろ、海が恋しくなってきた僕です。
ハナミノカサゴ
いよいよ夏ですね〜そんな中、デスクトップにかじりついている僕です。
キャンピングカーで出るのには、暑くて1番辛い季節だし、現地も混雑していて、駐車場に止めるのもはばかられる。でかい車だし。やっぱ飛行機とかで行く沖縄とかが正解かもですね。
いつ撮影したかも忘れたけど、沖縄のハナミノカサゴ。イワシの子供を狙って水面近くにいます。
普通は海底だから、青抜きみたいな写真を撮るにはいい機会でした。
海の時間 Blue 2017
南の島を取り巻く青い空や美しい波、色とりどりの魚たちを楽しめるカレンダー2017年版です。
サイズ:縦27cm×横35.3cm
ツクシトビウオ
浮遊系狙いにしては、遅い時期の青海島に来ている。腰痛のため出遅れたのだ。
それでも、流れ藻の季節の名物? トビウオの子達に会えた。
写真は、ツクシトビウオだが、少なくとも1種は違うのもいた。色にすると、赤,白、黒。トビウオの子は、よく逃げるし、水面が荒れていたりすると、ファインダーの中に入れるだけで大変。静かな場所で撮るといいね。
ガイドのニコラス笹川氏が、1方向は押さえてくれるが、二人の中間をダッシュで逃げる。そいつを、追いかけつつ、前に回り込み、ちょっとした角度で、露出値が激変する水面を背景に、ピントを合わせるのが大変。
おまけに水面が揺れると、被写体がファインダーから揺れだけで出て行く。思った以上に大変な相手だった。
それでもこの羽の透明感、そそるカッコイイやつだから、はりきるよね。。。
おっさんは疲れました〜^トビウオ君、迷惑かけてすんません〜〜。
左下に1匹、ウマズラハギの子供が、一緒に逃げる。急な大騒ぎに巻き込まれて迷惑だったろうね〜
海のなか のぞいた
福音館の科学シリーズで、2016年6月20日に出ました。
今年の海はひと味ちがう。だって、水中メガネをもってきたから! 星型のヒトデ、透明なエビ、大きな目玉のカエルウオ……初めて見る海の中は生き物たちで、にぎやかだ。
シンプルな道具だけで、海のなかの世界が、こんなに身近に、鮮やかに感じられるなんて驚きです。
海中写真家・吉野雄輔が、自身の原体験と感動を伝えました。
ハナミノカサゴ
ハナミノカサゴの写真です。擬態にみえませんか?
時々、黒っぽいハナミノがいますが、カラーバリエーションと言われていますが、なぜだかは不明です。目の前でこのくらい色を変える魚は沢山いますが、ハナミノが見てる時にこの色になった経験はないです。
僕の観察によると、ハナミノの大きなヒレは、獲物を襲う時に役に立つことがあります。獲物が岩のそばなどにいると、ヒレを目一杯広げると逃げる方向が狭められる感じで、動かないでいると食べられたりします。
ハナミノの形、もしかすると、魚に見えにくい形なのかな?と思うこともあります。じっと海底にいたり、砂地の海底で浮遊して海底の獲物を狙っていても、ゆっくり動いていれば敵と認識されにくいのかと思う。
どうですかね、ウミシダに似てないですかね?
さて、僕の著書「世界いちばん美しい海のいきもの図鑑」、ついに発売から1年経ちました。すでに3刷りですが、ま〜好調に売れております。
まだの方、ぜひよろしく〜結局宣伝です〜〜
旅する海のノミ
5月ですね〜。
ここ数年、この時期は山口県 青海島で過ごしていましたが、腰痛のため脱落しました。
これは、去年の青海島で撮影したもの。
アカクラゲに乗る、オオトガリズキンウミノミとウミノミ君。
旅する海のノミ?
いや〜今回は、旅ができるということの幸せを痛感します。
ま〜人間諦めも肝心。
自宅を湯治場にして、遊んでおります。
要は使いものにならんですけど〜。
チゴガニ
いよいよ春、桜さくの季節ですね。ここ数年の僕は、春と言えば青海島。
冬の間のデスクワーク漬けがたたり、青海に辿り着く頃には、ブランクダイバーで、疲れるは、泳げないは、の繰り返し。
今年こそはという思いだったが、正月を最後に潜ってないので、すでに2ヶ月あまり、また同じてつを踏んでしまった〜〜
ま〜のんびり出直そう〜。春から夏、いろんな動物が隠れていた巣から姿をあらわし、行動的になるので面白い季節だ。植物も動物も、それを見ている僕らももろに影響を受けるわけだよね。
僕の住む東京の近くの海辺、三浦半島の残された小さな干潟でも、いろんな動物が動き出す。茶色の泥の上の、クリスタルブルーがとてもよく目立つ。
こんなに目立っていいのかな?なんてかんじもするけど、彼らなりの理由があるのだろう。今年も彼らの元気な姿が見れるとうれしいな。
桜はもちろん美しいけれど、桜みたいなものは、沢山あるのが春だよね。
わずか数センチだけど、かわいいチゴガニ君です。
モンハナシャコ
先日、もうだいぶ前だが、、久米島 エスティバンで取材の折、やけに逃げないモンハナシャコ君がいた。すぐに顔のアップが撮れて、おめ目がクリクリ。
これは、トリミング画像だけど、複眼ってヤツだ。どこかテレビでやってたと思うが、このシャコの眼というのは、とても優れたものらしい、どういう意味か知らんが。
地球上で最も繁栄している節足動物の武器のひとつかね。
彼らに僕らがどう見えているかは、想像するしかないが、1度専門家の想像を聞いてみたい。
シャコ君のクリクリは、多分みなさんも出会ったことがあるだろう。
さて、何の気遣いもなく、近づける個体がいるのも、面白い。
そもそも神経質な魚に近づいて撮影できるのは、この根性がんすわり?の個体に巡り会えたからで、どんなに気を遣おうが、向こうは知ってるので、ほぼ役に立たない。ひたすら、アプローチの回数だけだから。
今、我が家のベランダで咲くツバキの花が2個、すでに他の花は咲いて終わっているのに、なぜか、咲く数個。よくある話しだが。
自然の中のブレ、個体差、違う言葉にすると、いい加減さ、それは、すごく種にとって大切な部分なのだろうと思う。
結核菌を持っているとガンにならないとか、真実は分からないけど、ある種のウイルスに感染していると、人間にとって致命的なウイルスに感染しないかもしれない。
生物同士の、取り合わせというか、はてしない軍拡競争の中で、今自然の中にある都合のいい味方を利用するようになるのだろうね。
器械のデザインが、生命のデザインをまね、取り入れて進化していくように。
擬態
擬態、、生きもの凄さはいろいろあるのだろうけど、僕らに、視覚的に1番わかりやすい凄さだと思う。
色彩や模様は、あまりにもいろいろな理由というかわけもありそうだが、小エビ類の色模様は、単純に擬態って凄いって思わせてくれる。
ま〜よく棲み場所に似てるものが、できあがるものだ。棲家が決まってるものも多いしね。
そういうわけで、ガイドさんにとっては、いつでもいてくれるありがたい友人だろうね。40年近く潜ってるけど、今でも新しい奴を教わると、、、エビに詳しく無いせいもあるが、ひえ〜〜すげ〜って感動するもんね。
こいつは、柏島で教わった奴。名前は忘れたが、、あんたもやるね〜〜って感じの、芸術品ですね〜
あけまして、おめでとうございます〜
今年は、久方ぶりに大瀬崎で年越しです。
ナイトも面白い。
青海島で時々出る、トウカイナガダルマガレエの稚魚ですが、このサイズは初めて。
小さい内は、本来の魚の形に近く、カレイという名から来る平べったい印象ではないですね〜
長さ3cmほど、見る角度によっては、ヒモみたいに見えます。
魚に見えない様にでしょうかね〜〜
今年も皆様に、よい年でありますように〜
アニラオ
久方ぶりにフィリピンに来た。アニラオの第三回フォトコンテストの審査のためだ。
来るときも感じたけど、陸の途中は、けっこうきりたった感じで、なんとなく伊豆の大瀬崎に似ている。
で、今日潜ったのは、砂地で少し斜めに落ち込んでいく所。
所々に小さな岩があり、フィリピンらしく刺胞動物がカラフルについている。ますます大瀬崎の内湾に似ている。
写真好きの人達が、安心して撮影が出来る感じ。
70分ほどのダイビング、少し冬に近づいてる感じだが、そんなに寒くはない。
アニラオは1年中、海は荒れないで潜れるとのこと、そんなわけで、写真派が集まるのだろうね。
クロエリギンポ
ギンポ、カエルウオは、可愛いので人気抜群だ。
僕自身もみかけたら、何度でも撮影してしまう。
何何ギンポとか、何何カエルウオという名前だが、イソギンポ科の仲間だ。
ヒトスジギンポだけで、笑う魚という題で子供の本を作ったことがあるくらい僕自身が好きなので、とうとう大人向きの本も作ることにした。
ほぼ陸上に生活するものや、ダイバーが普通いかない水深に暮らすものも多く、人気があるわりに知られていないものも多いし、名前も意外と難しいので、どうせなら図鑑としても使えるものにしようと思っている。
可愛い表情と、図鑑の機能。一粒で2度おいしい、、本にするつもりですので、買ってちょうだいね〜〜来年5月予定です〜
写真は、クロエリギンポ、ちょっと派手目で、こちらの目をみかえしてくるなかなか可愛い奴だ。
ビビッドな色
写真コンテストの審査員をしに、フィリピンに行くことになった。
考えてみれば、20年とか行ってないかもなのだ。
フィリピンと言えば、やはり生物の豊富さが、1番最初に頭に浮かぶ海だ。
同じ生物でも、南の海の派手なビビッドな色が目に付く。
黒潮の影響で、日本に流されてくる魚も多く、日本と共通する魚も多い。
やっぱ、派手目な生きものを撮影してこよう〜
写真は、フィリピンで撮影したウミトサカ、日本にはない色のように思えるのだ。
地球2/3海より、、もう絶版になってしまった本だが、amazonで検索してみたら、中古とかあるんだね。
世界で1番愛する君に
先日、柏島のアクアスで、仲間内にフォトコンをやって、参加しろということで、、出した写真。2日程の撮影という縛りでやりました。
題を決めたのは僕。
世界で1番●● と 可愛い、、部門。
1勝1敗でしたが、1個勝ててよかったです。
僕のエントリー作品の題は、世界で1番愛する君に、、、ウミスズメの産卵前の求愛でしょうか、色もずいぶん普段と違いますね。
こういうときは、かえって近づいても逃げないので楽でした。
周りに7〜8人いましたが、いちゃいちゃしっぱなしでした。
人目も気にせずですね〜。
ガイドのつぶやき
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