サルパ
伊豆の須崎九十浜に中村こうじ、阿部秀樹というおやじカメラマンカルテットで行ってきた。
須崎ダイビングセンターの坂本さんにお世話になった。さぞやおやじ3人では嬉しくなかったと思うが、人のいい坂本さんはいつもニコニコであった。
撮影にむかう途中、曇ってなんかいい感じの風景なので撮影しようと立ち止まったおやじ3人組。前からみてもいいことないので、後ろ姿にした。
左からユウスケヒデキ、コウジ、、、どうでもいいか〜^^
本当はこの時期きれいな海藻の撮影をしに行ったのだが、なぜかサルパの写真である。
つくずく眺めてみたが、サルパって変! どう考えても生きてるとは思えないのだが、生きてんですよね。クラゲ以上に動きが無くて、ぼや〜て流れているだけだ。
撮影しても触っても、何にも反応無し。宇宙空間に浮かぶ宇宙船にも思えるが、SF好きの僕だからだろうか?
どこが生きてんのよ、コイツ。
前にクラゲでも書いたけど、サルパもほとんど水分だろう。寒天質もありそうだ。それでもそこに何かが加われば、命なのですね。いったい、生きるものとそうでないものの差はどこにあるのだろう。そんなことをあれこれ考えていたら、あっという間に50分ぐらいみていたらしく、あわてて海藻の撮影にとりかかった。寄り道の好きな僕である。
撮影器材は、テールハウジング+アテナのドーム+16-35の2/2.8 先月出したけど、まだまだどうこう言える程わかってないが、感触はいい感じです。
ダイビングフェスティバルのシーズンで友人達が沢山東京にやってくる。
飲み過ぎ注意の時期っすね〜
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.11:シオマネキ
- 2020.10:もう1回
- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
- 2020.5:羽ばたける日
- 2020.4:色模様
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- 2020.2:コウイカ
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- 2019.12:イカ
- 2019.11:オビテンスモドキ
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- 2019.3:ハラジロカマイルカ
- 2019.2:ヒレナガカエルウオ
- 2019.1:変な奴のいる海
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