コバンハゼ
いや〜〜大変失礼しました。
1ヶ月あまりの四国、柏島ツアーからの帰りにメール送ったつもりが、しかも移動中、メールチェックしなかったので、締め切り遅れ、アホ。
東京の仕事を終えて、どっか行きたくて、選んだのが四国、柏島。
アクアスのまっちゃん所に電話すると、案の定連休は満員とのことで途中寄り道して、時間調整することになる。
いろいろよりながら、琵琶湖にとうりがかった所で、肇ちゃんのうちを襲うことに。日本のチベットのような写真を前に見せられていたし〜。
岡崎のキャンピングカー屋さん、姫路城、高知の朝市経由で、2回目の柏島に到着。漁協の横へ駐車。
今日から柏島、漁協横2番地がしばらくの我が家である。
すでに2日で、原稿おくれなので、道中省略だ。
今年の高水温のおかげで、サンゴやイソギンチャクが白化した所も多いだろう。
そんなときだけ訪れるチャンスな写真。誰もが好きな、特に女の子受けするピンク、エロオヤジの好きなピンクとは違うけど、クマノミ。
柏島って本当にいいとこだけど、なかなか新しい種に出会えない、今日この頃の僕は、いよいよ1番撮ってないハゼの撮影でもするか〜みたいな気分になってきた。
なんせ、まわりのアマチュアの人もハゼにはやたら詳しい人が多く、なになにのSp何番とか、わめいているのに、どれだかわからない僕。
矢野図鑑が売れるわけだ。
少し勉強しようかね〜と、アクアスの新人スーパーガイドのタクちゃんに教えてもらったのが、これ! セアカコバンハゼ。
うーーかわゆい・・・。
コバンハゼとかダルマハゼとかって、いるのはわかるけど超撮りにくいし、昔矢野が一生懸命時間かけてるのみてて、めんどいと思ってたので、やる気なかったけど、意外に柏島では、撮りやすい。
なぜかっていうと、サンゴが多少違うんです。波あたりの強い場所では、同じサンゴでも枝が高く伸びない感じで、彼らの全身を枝に邪魔されずに撮影しやすいのだ。と勝手に解釈して、コバンハゼにはまってみた。
これはアイコバンハゼ。
矢野図鑑にも半身、顔しか出ていない。撮影されたのも柏島。沖縄には少ないのかね。貴重品に違いないと、粘ってみました。
うねりが多くて、岩につかまる片手が死にました。おやじの限界です。
イレズミコバンハゼ。
数えてみたら、コバンハゼの仲間10種も撮ってました。小判ざくざく、残りは来月にしよう、その他のハゼも真面目にやってみました。
それにしても、僕のせいで豪快遅れました〜〜
僕より忙しいみんなが、きっと頑張って締め切り守ってんのにーー
みんな、許してくれるかな〜〜
アルツゆうすけより・・・
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.12:最後の写真は
- 2020.11:シオマネキ
- 2020.10:もう1回
- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
- 2020.5:羽ばたける日
- 2020.4:色模様
- 2020.3:アジの子供
- 2020.2:コウイカ
- 2020.1:今年も無事に
- 2019.12:イカ
- 2019.11:オビテンスモドキ
- 2019.10:必ず何かが違う
- 2019.9:アオリイカ
- 2019.8:ハナイカの卵
- 2019.7:ツノメチゴガニ
- 2019.6:ハナイカ
- 2019.5:勢いのある写真
- 2019.4:浮遊系
- 2019.3:ハラジロカマイルカ
- 2019.2:ヒレナガカエルウオ
- 2019.1:変な奴のいる海
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