アヤトリカクレエビ
擬態の特集をやりたいと言われて、いろいろ写真を見てみた。小エビ類って奴は、隠れて生き抜くしかないので、すごいやつが多いね=アヤトリカクレエビはいかにも擬態にぴったりの奴だ。
擬態の写真で難しいのは、あまりにわかりにくいと、意味がなくなる所だ。このわかりやすさ、わかりにくさは人それぞれだし、まったく海のことを知らない人とか子供にも見せるわけで、さじ加減が難しい。本の中で使う大きさや、印刷のレベルでもかわってしまうので、結局どこがいいのかわからないのだ。
このところ1ヶ月以上東京にいる。夜も昼もなく1年分の仕事しちゃえ攻撃だ。「たくさんのふしぎ」も完成。結局編集に2年かかった。5月後半に本屋に列ぶけど、アマゾンで買えます。ギンポの野望がみのった。大人向きの日本のギンポの図鑑機能もついた本が作りたい。あと何種か残ってるけど。
あそうそう、今のニュートンに知床の魚という特集が出てるので、ヒマなら見てね。まーそんなに珍しい魚でなくて、少しラッキーなら見れる魚でやりました。普段着の知床かな。
先日パパラギの親分の武元さんが、急に訪ねてきて、店でスライドショーをやることになった。すでに3日続けてやって、あと1カ所。
やけに健やかに写っている自分の写真。誇大広告ぎみである。
本当はパパラギのガイドさんの年1回の自分達の講習会でもやるはずだったが、雪が降って伊豆から動けなくなり、キャンセルした。50人のガイドさんがいるというので楽しみにしていたのだけど。みんな休みの日にも潜りいく人が多いそうだし、いろんな出身地の人から情報を仕入れようと思っていたので残念だ。
いや=ここ2ヶ月デスクワークのみ。体がなまって心配だが、もうすぐ旅に出る予定だ。青海島、瀬戸内海、四国、南紀といきたいが、2ヶ月はいるかな。
" アヤトリカクレエビ " へのコメント
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nancy: 2012年4月24日 11:46 PM
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ゆうすけ: 2012年5月2日 3:22 PM
返事おそくなりました。今山口県の青海島で撮影中です。制作の一部って、デザイナーの方ですか?
ダイビング簡単にできますよ。沖縄本島からいくのですが、友人の店ですので紹介できます。中村君とでもあそびにきてください。もっともふらふらしてて、なかなか東京にいないのですが、、
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
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- 2019.1:変な奴のいる海
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はじめまして。突然ですが、私は「たくさんのふしぎ」の製作の一部に携わった者です。
この本の製作で吉野さんを知り、ヒトスジギンポという魚に出会いました。
そして今日たまたまこのサイトを知り、思わずコメントしてしまいました。
あの本を拝見して、愉快でかわいいヒトスジギンポが大好きになりました。仕事中も癒され、既に本も予約済みです。(笑)
吉野さんのお写真を見て、いつか水納島で本物のスジギンポを見てみたいと思うようになりました。
今後も影ながら応援してます。