第四話 シロアザミヤギ 中段
さて、お次ぎはチョット上級編です。これくらいの刺激はあった方がいぃんじゃないかって思って蔵出しします。
あくまでもホストという立場で考えると、このパターンは実はミスマッチなのです。見た目は、それほど悪くはないのですが、通りすがりの一発勝負みたいな構図なんです。
ファーストコンタクトの時は「おぉ〜こんな組み合わせもあるんだぁ?」と感激しましたが、待てど暮らせど、それっキリ!シロアザミヤギがホストでないと分かるまでに1年半を費やしてしまいました。
でも、その1年半は無駄ではなく、このホストが適正であるか否かを判別する確固たる実証をした期間だっただけですからね。
それとは、逆にコエダモドキにしかつかないビードロマメヒガイのように、シロアザミヤギにしかつかない希少なウミウサギガイの仲間もいます。
この手のホストに対して指向性の高いバニーちゃんは、丹念にホストを捜せば、恩恵に与れる可能性がありますから、地道モードの時には、うってつけのネタになります。
これまた、マニア垂涎のカットだと自負していますが、これに驚嘆の声をあげてくれるダイバーが何人いるかと思うと、マイノリティ嗜好だな〜とつくづく思う秋の夜長なのでした。
上がイシバシウミウサギで、下がハブケボリです。
両方とも「超」がつくほど珍しいウミウサギガイの仲間です。
鉄 多加志
1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属
生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。
通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保
ダイバーズ・プロ アイアン
〒424-0902
静岡市清水区折戸2-12-18
Tel:0543-34-0988
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