オキナワハゼ属の1種
石垣島・ダイブマンの内田君のガイドで撮影した、オキナワハゼ属の1種。もう名前がついたのだろうか?
アミカミーズゴビーと英名で呼んでる人も多かったが、だいたい石の下なんかに暮らす奴で、胸びれを足のように使って、海底を這うように移動する。けっこう、この仲間は沢山いるし、なかなか魅力的な仲間だ。
いつか沖縄島のタイドプールの水深10cmぐらいの所を、夕方歩き回るオキナワハゼの仲間と出会ったことがあり、その時は夕日の撮影に行っていたので、明くる日もう1回撮影に行ったのだが、昨日は何匹も出歩いていたのにぜんぜん見つけられなかった。
この仲間、そんなに広い範囲を歩き回ることはないと想像するが、一体あの日は、なんであんな数が、堂々とで歩いていたのだろう?
何回か挑戦したが、まるっきりダメで、幻のハゼになってしまった。
理由は何かあるのか? 特別な日なら、あるのかも知れない。今度沖縄を訪ねたら、夕方浅い所を歩いてみよう。
自然のことで、わかっていることは、ほんの少しだ。
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
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- 2020.2:コウイカ
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- 2019.12:イカ
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- 2019.3:ハラジロカマイルカ
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- 2019.1:変な奴のいる海
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