浮遊系
小笠原ツアー、ここでは定番みたいな外腸を持った稚魚。
トカゲハダカ科の一種、ワニトカゲギス目だそうだ。
どんな親だか、確か真っ黒の深海系だったか、5cmくらいだったかな。
このあと、2cmほどの超小さいのもいたけど、ほぼ同じ感じだった。
2cmのチビ、森下氏さすがの発見だ。
写真と違って、もろ水に溶けてしまう透明さ。
撮影中、ガイドさんのプロの目でも、一瞬でも目を離せばもう見つからないような奴であった。
手強い奴が多い。一人で撮影していたら、すぐに見失ってしまうだろう。
撮影中、ストロボの強さとか変えたいのだけど、これをやると、また見失う被写体の多い浮遊系。
見つけたらガバガバ撮ってから、色々考えないとなんだけど、すぐに変更したかったり、撮影の結果の一応の確認をしたりしてよく見失う。
阿部ちゃんがあだ名をつけた、通称乳首ちゃん(謎の生物)。
発見して、5枚ほど撮影して、ストロボ調整してたら見失った。ピント合っててよかった〜〜。
やっぱ3人ぐらいで撮影するのが、見失う頻度も少なくていいんだよな〜。
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
出版のご案内
バックナンバー
- 2020.12:最後の写真は
- 2020.11:シオマネキ
- 2020.10:もう1回
- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
- 2020.5:羽ばたける日
- 2020.4:色模様
- 2020.3:アジの子供
- 2020.2:コウイカ
- 2020.1:今年も無事に
- 2019.12:イカ
- 2019.11:オビテンスモドキ
- 2019.10:必ず何かが違う
- 2019.9:アオリイカ
- 2019.8:ハナイカの卵
- 2019.7:ツノメチゴガニ
- 2019.6:ハナイカ
- 2019.5:勢いのある写真
- 2019.4:浮遊系
- 2019.3:ハラジロカマイルカ
- 2019.2:ヒレナガカエルウオ
- 2019.1:変な奴のいる海
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から