青い海に浮く
8月頭に発売のイカは大食らい(福音館書店)。
浮遊系の撮影で多くの珍しいイカの写真をゲットしたけど、アオリイカを1番多く使った。僕にとって初めて海中で見たイカだから。
編集者が世界で1番うつくしい海のいきもの図鑑のアオリイカの捕食の写真が気に入って、イカで1冊作れないかな?から始まった。
自分の中のイカのイメージからすると、この写真で始まらせてくれればできると思った。
そしたら、彼は、イカって海中で、こんな感じでいるんですね〜って感動してくれた。こういう感動できる人と本を作るのが1番いい。
じゃ〜繁殖とか、卵とか、珍しいとか、いろんなイカを入れて、なんとなくイカって本を作ろうとなった。これもイカあれもイカだね。
青い海に浮くイカくんたち。浮くのは海では当たり前だけど。
写真としては弱い引きの写真だけど、海の風景を含んでいて、僕が子供たちに見てもらいたい写真なのだ。
スマホじゃわからんかもだけど。
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.12:最後の写真は
- 2020.11:シオマネキ
- 2020.10:もう1回
- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
- 2020.5:羽ばたける日
- 2020.4:色模様
- 2020.3:アジの子供
- 2020.2:コウイカ
- 2020.1:今年も無事に
- 2019.12:イカ
- 2019.11:オビテンスモドキ
- 2019.10:必ず何かが違う
- 2019.9:アオリイカ
- 2019.8:ハナイカの卵
- 2019.7:ツノメチゴガニ
- 2019.6:ハナイカ
- 2019.5:勢いのある写真
- 2019.4:浮遊系
- 2019.3:ハラジロカマイルカ
- 2019.2:ヒレナガカエルウオ
- 2019.1:変な奴のいる海
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