益田 一さんがなくなった。告別式に出てきた。思えば、いつだったか忘れたが、僕がダイバーの巻頭の特集をはじめてやった時つまり、僕の水中カメラマンのデビューの時、その写真を見て、その当時益さんが五反田のオフィスに、（確かなんかの写真を使いたいとかいって）呼んでくれたのが初めての出会いだ。

業界のことは一切わからなくて、とりあえず遊びに行った僕のいろんな写真を見て益さんは、ユウスケはさ〜陸の写真やったほうがいいよ。もうかるよ！と助言してくれた。その時はなぜだかわからなかったし、もうけなんていうことも、まったく頭になかったので、？？だったけど、今はわかるけど、よく考えてみれば益田さんだって同じじゃん！　ま〜いいや。

その後も東海大の大図鑑を作るときとか、あの写真撮ってない？とかいって、写真をつかってくれた。それが僕の図鑑とのつきあいのはじまりだ。

幼魚の写真を図鑑に沢山だしたのも益さんだし、思えば師匠と呼ぶのは、ずうずうしいけど、かってに、勉強させてもらった人、先輩は沢山いる。

あれから、図鑑もいろいろ作らせてもらったけど、ま〜全部益田さんとか、いろんな学者さんが作ったものの手のうちだったわけで、俺も自力で、過去の世界を1歩でも広げることができるものは、今作っている幼魚大図鑑が初めてだ。できあがったら益さんにもってこうと思っていたのだけど、どういわれたかな〜？

ユウスケ、お前もバカだな〜って言われたような気がするんだけど、
はじめて、ほめられたことになったんだろうな〜。合掌。