ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ | 豪海倶楽部 |
ヘビギンポ偏愛(4) [浅場ののんびり&まったりダイビングで♪] ヘビギンポの仲間は基本的に-10m以浅のエリアに多く見られる種類だ。つまりエアーや減圧の心配なく、安全に観察を楽しむことができる。 ちょっとフィッシュウォッチングや水中写真に力を入れているお店で潜れば、ダイビングの最後には必ず安全停止を兼ねて、浅場で自由行動となる事が多いだろう。この時がまさに最高の「ヘビギンポ・ウォッチング」タイム♪ 眩しいくらいの太陽光が降り注ぐ中、明るい水中でのんびり&まったりとヘビギンポの仲間を探してみよう! しかし、その生息水深があまりにも浅過ぎる種類になると、波の揺れや浮力の調整で今度はかなりハードなダイビングとなってしまう。。。(-_-;)その代表格は“クロマスク”というヘビギンポだ! 【クロマスク】 ちょっとしたウネリが入り込み、白波が割れる度にやつらはピョンピョン跳ねまわる。だから写真を撮るのもなかなか難しく、浅いにも関わらずかなりハードなダイビングとなってしまう。(笑) ただ、やつらもさすがに産卵だけはこんな落ち着かないような場所では行わないようで、繁殖期は割と水深のあるところに産卵床を構えた婚姻色オス(上写真)をよく見かける。と言っても-3m以浅だけど。。。 婚姻色オスはいればやはり目立つが、普段はこんな感じなのでなかなか目にする事もないかもしれない。(下写真) |
原崎 森(しげる) 1970年8月26日生まれ 山梨県出身 八丈島から屋久島へ。。。 巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。 鹿児島県・屋久島 屋久島ダイビングサービス 「森と海」 〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町 宮之浦1559-1 Tel&Fax:0997-49-1260 http://mori-umi.net/ info@mori-umi.net HARAZAKI.NET http://harazaki.net/ |