ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ | 豪海倶楽部 |
ヘビギンポ偏愛(8) [一番メジャーなヘビギンポ?] ヘビギンポの仲間というとマニアックな匂いがプンプンするかもしれない。(笑)それはほとんどの種類が図鑑に載っていない上に、見分けが難しく、オマケに通常時の状態は地味なヤツが多いとくれば、「マニアック」扱いされても仕方が無い。 そんな中で誰もが知っている割と派手なヘビギンポと言えば、タテジマヘビギンポではないだろうか? ちょっと南の地域に潜りに行けば、浅場の至る所で見られる普通種でもある。この魚をヘビギンポの仲間だと知らずに写真を撮っている方も多いのでは。。。?(笑) 【タテジマヘビギンポ】 しかし、このタテジマヘビギンポは普段から綺麗な赤いヘビギンポなので、婚姻色が話題になる事はあまりないが、もちろん彼らにも婚姻色というものがしっかり存在する。 この写真を見て分る通り、オスの求愛時は体側に横縞が何本か入り、"タテジマ"ヘビギンポと言うよりは"ヨコシマ"ヘビギンポとなってしまうのが面白い。 僕のフィールドである屋久島では、春先からこのようなオスがよく見られ、午前中に産卵が見られる事が多い。 そして、GW過ぎ頃から各所に1cmほどの極小チビが目立ちはじめる。。。これがまたメチャクチャ可愛い♪ 他のヘビギンポたちと違って、綺麗なサンゴの上に鎮座していたりする事が多いので被写体としてもお勧めだ。 |
原崎 森(しげる) 1970年8月26日生まれ 山梨県出身 八丈島から屋久島へ。。。 巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。 鹿児島県・屋久島 屋久島ダイビングサービス 「森と海」 〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町 宮之浦1559-1 Tel&Fax:0997-49-1260 http://mori-umi.net/ info@mori-umi.net HARAZAKI.NET http://harazaki.net/ |