ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ | 豪海倶楽部 |
第七話 ブルーコーナー、ブルーホール、ビッグドロップオフ、ジャーマンチャンネル、シアストンネル。世界に名立たるポイントを沢山持っているパラオは、ダイバーの憧れの地。しかし、ここにもマッドポイントは存在している(笑)。 昔から、よく知られているのは、ジェリーフィッシュレイクで、初めはクラゲを目的にスキンダイビングの道具を担いで丘を越えて、遊びに行ったもんです。ところが、よく見るとヘンテコりんなハゼやマイナーなテンジュクダイなんかがいて、どうも様子がおかしい? この辺から、パラオの新しいダイビングの歴史が紐解かれたようです。その次ぎあたりが、シャンデリアケープの入口付近のドロドロで〜す。マンダリンが簡単に見れるという触込みであったが、そのガレ場から下に降りると、あ〜ら不思議!オバケインコハゼがお出迎えです(爆)。 更に、究極はマリンレイクのドロドロ・・・。このリクエストに応えてくれたのは、当時パラオの人気ガイド、現海洋性トラベルフォトライターのToshiさんであった。イレズミフエダイの幼魚見たさに行った、あるマリンレイクだったのだが、底は雲海を見下ろすかのようなドロ・・・。けど、目的の魚はそこに居た! 初めて見た瞬間、素晴しい幼魚だと感じた。サンゴのガレ場をスルスルと障害物競争を楽しむように動く、イレズミフエダイを撮影するのは、一種のシューティングゲームのようでした。んでもって他には、シマオリ、カスリのSP.SP.が連続する。「な〜に?」と聞く。「ははは、分からん!」と答える。この連続! 初めは、面白半分にバシャバシャ撮ってみたものの、正体が分からんモノを沢山撮ったところで、何になる?と思い始め、アホらしくなって、知っている魚しか撮らなくなってくる(笑)。考え様によっては、惜しい事をしたかも知れないと、今になって後悔しているが、あの手の魚は、地元のガイドさんに任せて、じっくりとやっていただきたいです。はい。名前分かったら教えて下さいね。パラオの秋野さん。 ☆☆☆& (^-^)(^-^) |
鉄 多加志 1965年生まれ 清水出身 生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。 通称「視界不良の魔術師」 静岡・三保 ダイバーズ・プロ アイアン 〒424-0902 静岡市清水区折戸2-12-18 Tel:0543-34-0988 Divers Pro IRON blog.goo.ne.jp/under-w blog.livedoor.jp/diverspro_iron ameblo.jp/g-iron iron@if-n.ne.jp |