ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ | 豪海倶楽部 |
進化 夏の暑い日にいつもと変わらずガイドしておりました。 カエルアンコウの幼魚が見たいと、リクエストがあったので、見に行きました。幼魚のうちは、生息範囲は狭いので、そこに行けば大体居ます。その日も、その辺に行ってみたら、黄色い子がボテッと居ました。 ゲストさんに向け、スレートに 「居ましたよ。どうぞ〜〜じっくりと!」 と、書いたはいいが、カエルアンコウを見直すと、何だかいつもと動きが違う。 パッと見、死んでるようなんです・・・・ と、僕らと同じように近くには、サビハゼも寄ってきて見ています。 その瞬間、カエルアンコウの目がキリッ!としたと思ったら、バクッ!とサビハゼに襲い掛かりました。サビハゼも突然の出来事にビックリしながらも、とりあえず逃げましたが、その後も、カエルアンコウは、また死んだフリを開始。 ホホッ〜〜。 よしゃーいいのに、またサビハゼが近づく・・・ 今度こそはと、カエルアンコウは先程より大きな口をあけてかぶりつきました。捕獲は、失敗に終わりましたが、まさに死んだフリ作戦! カエルアンコウでよく知られているのは、エスカを微生物に見立て、相手を捕食するのですが、最近、見破られて不発なのでしょうかね?? 魚なりに新しい漁の仕方を考えているようで、 写真は、死んだフリ作戦を使ったどうかはわかりませんが、 |
八木 克憲 1970年3月生まれ 川奈在住 ガイド会在籍 むか〜し昔のことじゃった。岐阜の山奥に一人の若者がおったとさ。小さい頃は山や川で朝から晩まで駆けずりまわりよった。その若者は、都会さあこがれ名古屋へ出稼ぎに行き公務員になったとさ。何不自由なく暮らしていた中、どこで頭を打ったのか?若気の至りというものか?公務員をきっぱり辞めダイビングの世界さ飛び込んじまった。サイパンに渡りMOCダイブセンターヒロの元、丁稚奉公をしたとさ。帰国後、縁あって川奈という海に出会い、腰を据え一生そこで潜り続けるのじゃそうだ。自然と戯れるのがそれはそれは楽しいのだそうじゃ。あ〜めでたしめでたし! 伊豆半島・川奈 Diving Service 川奈日和 〒414-0044 静岡県伊東市川奈673-5 Tel:0557-44-5755 www.b-yori.com |